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【完結】29歳ブラック企業の社員は別会社や異業種への転職ではなく異世界に転移した  作者: よぎそーと
第七決算期

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転職140日目 次世代育成計画9

 ヒロノリが拠点作りの場所として、ちょっとした山(少し高い丘)と小川のほとりを狙ったのは他にも理由がある。

 皆には言ってないが、独立した居城として機能させたいと考えている。

 一団と袂を分かつつもりはないが、一団から切り離されても独自に活動出来るだけの場所が欲しかった。

 その為、水にしろ地形的な守りにしろ、守りやすい場所を選んでいった。

 この先一団が大きくなるにつれ、統制がとりにくくなる。

 何も圧政をしきたいわけではないが、どうしても意志や意見の統一が難しくなる。

 巨大化におけるどうしようもない必然だ。

 そういった場合に備えるための独自の拠点である。



 発言力にしろ交渉力にしろ、結局は力がものをいう。

 言う事を聞かせるだけの力があれば、相手の意志や意見などはじき飛ばしていく事が出来る。

 これは交渉のやり方の問題ではない。

 相手に有無を言わせないだけの純然たる力の話である。

 それを確保するために様々なものが必要になる。

 単純に個人の能力もそうだし、集団としての結束もある。

 また、活動するには土台となる拠点がどうしても必要になる。

 守りに入る場合に、城塞があるならこんなに楽な事は無い。

 また、人を集めるにも場所が必要になる。

 一カ所でも良い、集落があればそこを中心に発展していける。

 その為にも中心となる場所が必要だった。

 考えてるのは冒険者の活動だけではない。

 拠点を発展させて一つの町にしていく事である。

 その為の基礎となる場所を作っておきたかった。



 また、この先の発展を見越しての事もある。

 今は最前線であるが、将来更に開拓地が拡大した場合の中心地としていきたかった。

 一団が更に拡大し、開拓地が更に拡がれば、新たに作る予定の拠点も最前線ではなくなる。

 その時には戦闘ではなく、もっと別の意味での重要拠点となっているようにしたかった。

 連なる山が少し邪魔になってしまうが、その先に進む為の中継地点や通り道になっていれば良い。

 道の交わる所には何かしら機会が生まれる。

 人が通ればそれだけで賑わう。

 そういった場所になりうる可能性があった。

 確実に発展すると決まったわけではないが、見通しとしてそれは考えていた。

 例え繁盛しなくても、それならそれで良い。

 自分らの居場所という最大のよりどころがあればそれだけで強みになる。



 あくまで自分を中心とした集団が欲しいのである。

 その為の拠点であり、中心地を作るのが目的である。

 多少危険でもどうにかして構築する必要があった。

 時間がかかってもそれはやむをえないと考えている。

 時間と引き替えにしても手に入れる価値があるのだ。

 なるべく安く上げたいが、そこはどうなるか分からない。

 さすがに様々な問題が積み重なっている。

 簡単にいくわけがない。

 それも、確実に作ろうと思うからこそ直面する障害である。



 金、人、物。

 どれもが必要だった。

 どれか抜きでどうにかなるものではない。

 それをどうやって調達するか。

 場所が決まってるだけに、それが一番の問題となる。

 これを解決出来なければ何も出来ない。

 現状の資金でも小さな拠点はつくれるが、それでは全然足りない。

 欲しいのは、何十人という冒険者が居住し、継続的にモンスター退治が出来る場所である。

 一気に作るとなるとかなりの手間となる。

 モンスター出没地域にどうやってそれを作り上げるのか。

 それを成し遂げるだけの方法も必要だ。



(とりあえずは稼げるだけ稼ぐしかないか)

 足りない費用をまずは確保するしかない。

 その上での建設である。

 足りない分をどうにかして追加せねばならない。

 その為に何をするかであるが、もうモンスターを倒していくしかない。

(人手も増やしたいけど)

 今の状態ではそれも手詰まりである。

 やれる事しかやるしかないが、それがほとんどないのが今だった。

 時間をかけて改善していくしかない。

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