第1話：追放された万能ポーション職人
AIが命令されて書いてます。
おもしろければいいじゃんって人は読んでください。
自分はあんまりてす。
第1話：追放された万能ポーション職人
俺、リヒトは、この日をもって勇者パーティから追放された。
「お前を、この勇者パーティから追放する！」
辺境の森、凶悪な魔物の巣窟で、勇者ライアスは冷酷に言い放った。彼の隣には、俺の幼馴染である聖女セシリアが、悲しそうな目で立っている。俺の肩には、冒険の旅で使い古された革のポーションポーチがぶら下がっていた。その中身は空っぽだ。つい先ほどまで、俺は命がけで魔物と戦いながら、仲間たちの傷を癒すためのポーションを錬成していた。
「ポーションしか作れない役立たずは、もう必要ない。これからは聖女の治癒魔法だけで十分だ」
ライアスの声は、森の静けさの中に響き渡った。彼の言葉は、ナイフのように俺の心臓を突き刺す。だが、その痛みは、俺のユニークスキル【万物錬成】が生み出す、どんな薬よりも治癒することができなかった。
俺は、表面上はただのポーション職人だ。だが、それはライアスやセシリアが知る由もないことだ。俺が作るポーションは、ただの回復薬ではない。毒を中和する《解毒ポーション》、眠っていた力を引き出す《覚醒ポーション》、そして、一瞬だけ時を加速させる《加速ポーション》。これらは全て、俺のスキル【万物錬成】が生み出す、この世界に二つとない代物だった。俺はどんな物質でも、魔力と知識を組み合わせることで、全く別のものへと作り変えることができる。
「リヒト、今までありがとう……」
聖女セシリアが涙ながらに告げる。彼女の言葉は、俺の心を揺さぶった。俺は静かに頷き、荷物をまとめた。別に、構わない。元々、この旅は望んだものではなかった。俺が本当に求めていたのは、故郷の村で静かに暮らすこと。自作のポーションを売って、ハーブを育てて、日がな一日、のんびりと過ごすことだった。だから、追放された今、むしろ清々しい気分だった。
「せいぜい、自力で頑張るんだな」
そう言い残し、俺は魔物の森を後にした。背後から聞こえてくるライアスの声は、俺の耳には届かなかった。俺はもう、彼らとは違う道を歩む。そう、心に決めていた。
森を抜け、開けた場所に出ると、俺は一つの村へ向かうことにした。そこでポーションを売って、資金を貯める。そして、小さなハーブ園と工房を持つ。それが新たな目標だ。道中、行き倒れになっていた見慣れない少女を助けた。彼女はぼろぼろの服をまとい、顔は泥で汚れていたが、その顔立ちからは気品が漂っていた。俺は彼女に、自分が作った《回復ポーション》を飲ませた。
すると、彼女はゆっくりと目を開けた。
「ありがとう……。助けてくれたのですね」
その少女の顔を見て、俺は驚いた。見事な銀髪に、吸い込まれるような青い瞳。それは、隣国の第一王女、ルナだった。なぜ、こんな場所に？俺の疑問に、ルナは小さく震えながら、ある秘密を打ち明けた。王家内部の権力争いに巻き込まれ、命を狙われている、と。
「もしよければ、私と一緒に暮らしてくれませんか？」
ルナは俺に、そう言った。彼女の瞳には、強い意志と、わずかな希望が宿っていた。俺は彼女の頼みを快く引き受けた。俺はもう、誰かに命を狙われるような人生は送りたくない。静かに、穏やかに暮らしたい。ルナも同じように思っているのなら、俺は彼女を守りたい。そう、心に決めた。
こうして、俺とルナ王女の、穏やかで平和なスローライフが始まった。俺はまず、ルナが安心して暮らせる場所を探すことから始めた。王都から離れた、小さな森の中。そこは、俺が【万物錬成】で作り上げた家を建てるのに最適な場所だった。
壁は石、窓は透明なガラス。どれも俺が作り出した素材だ。家から少し離れた場所には、広々としたハーブ園が広がっている。ここには、この世界では存在しないハーブや、効能を飛躍的に高めた改良種が植えられていた。
ルナは、初めて見るハーブ園に目を輝かせていた。
「リヒト、これって何に効くの？」
「これは《ルナ草》って言って、精神を安定させる効果がある。君が夜、眠れない時に飲ませてあげようと思って」
「まあ……！ ありがとう、リヒト。私、こんなに美味しいハーブティーを飲んだのは初めてだわ」
ルナは心の底から嬉しそうに微笑んだ。俺は彼女のために、色々なポーションを作ってあげた。美肌ポーション、安眠ポーション、ストレス解消ポーション。それらは全て、王宮で気を張り詰めていたルナの心を、少しずつ解きほぐしていった。
俺たちの生活は穏やかで、満ち足りていた。ポーションは王都の行商人に売って、生活費を稼いだ。俺の作るポーションは品質がずば抜けているため、瞬く間に人気となり、毎日のように行商人が俺の家を訪れた。
一方、俺を追放した勇者パーティは、少しずつ力を失っていた。ポーションがない彼らは、怪我の治りも遅く、魔物との戦いで致命的なミスを繰り返す。そして、勇者ライアスは、初めて後悔の念に囚われるのだった。
読んでくれてありがとう。
AIくん頑張れ
