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満天の…  作者: SSK
3/4

終焉

なんでだよ!!


叫んで壁に当たり散らしても誰もこない。

王宮内で最も日当たりの悪い北の塔だ。


聖女が渡ってきた話を聞いて王家に取り込めば株が上がると思っていたんだ、まさか聖女と思っていたのが男だったとか聞いてないよ。

確かに大司教は聖女でなく渡り人って言っていたけどそういう意味ならハッキリ言えよ!


世話したら上目遣いで困った顔するからその気になっていたが今思えば身長低いから上目遣いになっていただけだったとは。


全てが裏目にでて、破棄した元婚約者は貴族籍を抜け遠い隣国に移り住んだそうだ。

男に負けるような娘など要らないと父親が切り棄てたらしいが…私が聞かされてない性別を知ってたんかい!何故教えてくれなかった!!

お陰でそっちの趣味があると一部貴族に誤解されてるんだぞ!!


石がむき出しの壁にむかって枕をなげつけたり暴れ手いたが息が切れていた。

飛び降り自殺させない意図で細長く作られた窓から満天の星が見える…新月か…

今夜はやけに流星が多いようだ。


風に混じり食事の良い香りがする。

この塔に来てから堅いパンと水しか出なかった。


久しぶりのご馳走だ。

美味しそうなご馳走に添えられたゴブレットの意味を考えなければ。

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