前へ目次 PR 32/32 32 後の世に、「藍姉妹」の名は伝説となった。 江戸の染物の歴史を語る上で、鈴とお琴の姉妹の名は必ず登場する。そして、その技を継いだ茜の代になると、「藍姉妹」の染物はさらに進化を遂げ、日本中の人々を魅了したという。 彼女たちの染めた「藍の風」は、時代を超えて今も語り継がれている。 それは単なる染物の名前ではなく、姉妹の絆と、逆境に立ち向かう強さの象徴として。 そして何より、自分の道を信じて生きる人々の心に、いつも寄り添う風として。