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白水の蛙  作者: えみやみかん
1/1

はじまり

どぼん

そう大きくはない

しかし間違いなく沼に何かが落ちる音が響き渡る。

それは月夜の静かな湖面におおきな波紋を作り、それまで動かなかった沼全体を震わせた。

数秒であったが静けさを保っていた湖面に白い泡がぶくぶくと浮かんでくる

すぐにそれは強さを増し何かが浮き上がってきた

しかし、様子が変である。

必死に腕をまわし、水をかき回す。

その動きはでたらめだが、現状を打開しようと必死であった。

そう、その何かは沼の真ん中で溺れていた。

ばしゃばしゃと湖面が波立つ。

しかし無常にも夜の静けさは何一つとしてその必死な何かに手を伸ばそうとはしなかった。

もう駄目かと、何かが思ったとき自分の掌大の緑色や茶色の何かが体を押し上げていることに気づいた。

いったいそれが何のかは先ほど雲が月光をさえぎったため見当もつかなかった、が妙にぬめりがある。

しかし、自分の掌も同じようにぬめっている、きっと沼の藻か何かだろうとそのときは解釈した。

どうやらそれは複数で何かを押し上げ、溺れぬようにしてくれているようである。

何かは助かったという安堵の気持ちと早く岸に上がりたいという焦りのせいでそれが何であるかなどもうどうでもよくなっていた。

下にある何かたちは上の何かが落ち着いたのを見計らって岸へとゆっくりと移動を始めた。

それは浮き島であった。何かが複数で構成している島。

もろくて壊れそうだが一回り大きな何かが載っても瓦解を始めるようなことはなかった。

たしかな手ごたえを感じた何かは下の何かが岸を目指して動き始めたのを感じ取ると先ほどの水の恐怖に疲れたのか目を閉じた。

いきなり沼に落ちて、溺れたのだ。

何がなんだかよく分かっていない混乱した頭は休養を必要としていた。

視界を閉じた何かの頭にはもう寝ることしか頭にはない。

疲れた。そう思ったとき何かは深い眠りに落ちていった。

月夜の中動いているのはその浮島だけであった。

何かと何かの集団はもうすぐ岸に着こうとしていた。


いわゆる処女作というやつです。

文章力もなにもあったもんじゃありません。

プロローグである「はじまり」はたぶんあとから改訂版出します。

週に一度更新できたらいいほうか

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