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さぁ、歩き出そうか

作者: 三枝 透華

 あめあめふれふれ。

 カーテンレールの下にずらりと並んだ逆さに吊るしたてるてる坊主に小さく「いってきます」と言う。風で雨粒を窓にぶつけててるてる坊主は返事をする。

 玄関を開けると真っ先に目に入ったのは一面の灰色の空だった。鼻には草木や土の香りが入ってくる。雨が降ると自然の匂いが湧き上がっているように思う。

 歩き出せばすぐに全身に雨粒が染み込んでいく。服は張り付き、視界もあやふやになる。

 風が小さく笑った。

 雨は止まない。

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