1日目異世界転移
これは僕の始めての作品となります。いろいろおかしくなっているところもあると思うのでその時はコメントで教えてください。本編を楽しんでいただけると嬉しいです
「ふぅ、今日も疲れた。」
ようやく今日の仕事が終わり時刻はもう終電ぎりぎり、今の職場は新卒で採用されたのだが、いざ働いてみるとかなりブラックな職場だった。唯一の救いは会社の近くに家があるということだ。
帰る準備をしていると上司からメールが届いていた。明日は1時間は早くこいと言うことだった。
正直、行きたくなかったがそんなことを考えていても仕方がないので会社を出て家の方向へ歩き始めた時だった。
「いっっっ」
突然、背中から電気が走ったような痛みが全身を貫いた
恐らく何かで刺されるかしたのだろうと考えているとまた二回三回と刺された。
いよいよ俺は意識を失った。
ふと目を開けると俺は、広い草原の中にいた。なぜかはわからないが、俺にはここが日本、いや地球ではように思えた。地面に触れていると、何かのアイコンがでてきた。俺はそれを触らずにはいられなかった。アイコンを俺が触ると目の前に何かの画面がでてきた。
「ステータス?」
その画面の上部にはステータスと書かれていた。
「ステータスという事は能力の事か 自分のを見るにはどうすればいいのだろうか?」
自分のステータスの出し方がわからないのでいろいろな言葉を呟いていると『ステータス』と言った時、自分の目の前にステータス画面が出てきた。
「なんだ、ステータスといえば出てくるのかそのまんまだな。」
ステータス
名前 遠目 金打 (とおめ かねうち) Lv1
HP26 MP17 スキル
攻撃力5 防御力7 遠距離観察Lv1
素早さ5 運4 炎魔法Lv1
ステータス詳細 スキル詳細
「これは、それぞれ詳細を押すと細かいのが見えるのかな?」
そう思った俺は先に『ステータス詳細』を押してみることにした。
ステータス詳細
頭 なし 防具上 スーツ(守備力 3) 防具下 スーツ(守備力 3) 足 革靴(守備力 1)
「スーツとかの守備力ってこうなってるのか。うーん俺には高いかわからないな。それじゃ次はスキル詳細を見てみるか」
スキル詳細
遠距離観察 Lv1 遠くを見ることができる『遠距離観察』と発言することで発動可能
炎魔法 Lv1 小さな炎なら扱うことができる 頭の中で炎をイメージすることで発動可能
一通りステータスを見終わると俺は辺りを見渡した。
すると遠くの方に人影が見えたがその時突然恐怖というか全身を嫌な感じが包み込んだ。本能的にあいつに近ずいてはいけないと思えた。しかしそのまま逃げてもいいが姿だけは見ようと思い俺はスキルを発動させた。
「遠距離観察」
そう呟くと一気に遠くが見えるようになった。
「なんだ、あれは」
あいつの姿はしっかりと見えるが、言葉では言い表せないような姿をしていた。それでも例えるとゲームなどでよく見るミノタウロスをより凶悪したような姿だった。
「このスキルであいつのステータスが見れればよかったのに。まぁいいとりあえず遠くに逃げないと。」
体感で30分くらい走ったところで森のひらけたところまで来た。そこには川があり魚も泳いでいた。
「はぁはぁここまできたらもう大丈夫だろう」
だいぶあいつから離れて安心したからか喉も渇いたし何より腹が減った。
「この水は見た感じ綺麗だけど飲めるのかな?」
そう思った俺は手で水を掬って飲んでみた。
「うまっ」
この川の水はとても美味しかった
「さて飲み水は確保できたけど食料はどうしよう。この川の魚を獲って食べてみるか」
と考えた俺だがなかなか捕まえられずだんだん日が落ちていった。
「日がくれて来たし先に寝床と火を用意するか。寝床は葉を集めたのでいっか。火をつけるなら薪を集めないと」
そうしてようやく寝床と薪を集め終わった時にはもう辺りは真っ暗だった。
「火だけつけて今日はもう寝るか。えーっと火をつけるには火をイメージするんだったな。」
火をイメージすると薪に火がついた。
「できた。意外と簡単だったな。それじゃ今日はもう寝よう。」
俺は寝床で横になると葉が結構暖かった。疲れていたせいかすぐに俺は眠ってしまった。
こうして俺のサバイバル生活が始まった