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ごろごろぉーと、てへぺろ。

美味しくご飯を食べ終わり。

「ごちそおーさまでした。」

「ご馳走さま。」

父親アルガも手を合わせ、お代を払い店を出る。

「はぁー、お腹いっぱいに成ってもな」

「司祭さんも言ってたじゃないですか?そのまま説明じゃダメ?」

「それは、良いんだけどな。町にどんな説明をすれば見栄はってきたからな。あれは変な誤解をしてしまうかもしれないし。」

【なし】を言っても直接見てなければレアジョブやらなんやらで悪い噂がたちそうだ。

ここは夜花街に、行って貰って憂鬱な気分を晴らして貰おう。

実にうらやましい。女だから美人さん触り……んー止めておくよ。

その間にこの状況を理解しよう。

まだ悩んでる。前をしっかりみて歩いて欲しいけど額に手を当てて「うーん」って

「お父様、今日は許しますよ。」

「何が?」

「明日帰るんですよね。今日が最後のチャンスですよ。」

「だから、なにが?」

「は・な・まー」

「おい!!」父親がボクの口を塞ぎ

「何を言ってる!!騎士たる者……」

律した事を言っているが

「お母様になーんにも言わないですよ。」

父親は止まる。

「マジか?付いていくなんて言わないか?」

「ゼフィはぐっすり寝ますからね。今日は神殿やらで疲れました。」

「本当か?」

「もちろんですよ。本当に疲れました。行っても楽しめないですよ。」

父親が。親指立ててニコってした。

何?この上機嫌?さっきまで憂鬱な男じゃない。

そんなにこの街の花街はレベルが高いのか?

やっぱり行きたいー行きたい!!

約束は約束。というよりこの【なし】ジョブをなんとかしなければ!!


宿に戻りふわふわのベットに飛び込む

「うひゃぁー。ごろごろぉー。」

外は暗くなりご飯も食べたのでお風呂入り後は寝るだけなんだが

父親は直ぐにこれ見逃しにすたすたと花街に行ったよ。

「早速ジョブ考察しないと。」

ジョブシステムを展開する。

《なし》

よーく見るとよーくみるとレベルがあるよ。

所詮 【なし】なんだからレベル関係なくない?

これを【なし】から剣聖をつけてみると

[エラー:《なし》をアクティベートしてください。]

「え?填まっていても有効してない?」

そんな時ピロリーンって

音がなると神からのメールがきた。読んでみる。

『遂にジョブシステムを授与されておめでとう。ゼフィちゃん。このときの為にジョブを作ってたんだけど貰ったジョブを説明するね。』

神のメールにこの【なし】について書かれていたけど……

ジョブをアクティベートするためにレベルを上げる。

このジョブにサブジョブが3つつけられ、レベルが上がることに増える。

スキルスロットは今迄獲得したスキルを付けれれる。

スキルの相乗効果を発揮、相殺効果などマイナス効果を無効する。

「なにこれ?めっちゃチートってやつじゃん。」

普通メインジョブだけだが中級ジョブになるとサブジョブが1つ付けられ、上級ジョブになると2つサブジョブが付けれる。

最初から3つしかもレベル最大で全部だって。

『どうせ最大になって今ジョブがいくつあるのか数えるのがめんどくさかったから』


ってしかも

『昔はジョブが少なかったからスキルの相乗やら相殺とか考えたんだけどゼフィちゃんのジョブや持ってるスキルを見たらめんどくさくなって相乗効果だけ適当に数字大きくして相殺やらは全て無効にしちゃった。てへぺろ』

めんどくさがり屋だな。しかも最後のてへぺろって!!


普通なら、【魔術師】でスキル[火属性の効果アップ]をつけると

火の魔法の攻撃力や耐性が25%上がるが水魔法や氷魔法の耐性が25%下がる。

父親みたいな【騎士】で剣士で獲得した[剣術レベル○○]を付けると剣装備で攻撃力が15%上がるけどジョブが、【魔術師】なら剣装備で攻撃力が10%上がるけど魔法の攻撃力が10%下がるなどマイナス効果も沢山ある。

けど【なし】は下がるみたいなのが無い。


ボクは前に天使やら妖精王をたすけて色々なジョブやらスキルを貰ってて特に嬉しかったのが

[ジョブポイント倍獲得]や[スキルポイント倍獲得]だった。

『貯まってるポイントなどそのままにしてあるから上手く使ってね。後は色々試してみて。PS,破壊の帝王は忘れずに』

最後にPSって!というかすっかり忘れてた破壊の帝王。

破壊の帝王って既に存在すら自ら破壊されてたりしてね。


そんなヤツより、自分の事。

【なし】のレベルを上げる。ジョブポイント満タンなんだ。


[ジョブが有効なりました。有効になったことによりサブジョブが3つスロットできます。更にスキルスロットが10個できます。]


マジかぁスキルスロットスゴいぞ。

メインジョブやサブジョブのスキルは全部使えるんだけどスキルスロットは1個で上級ジョブでも3つまでだったよ。

ポイント倍獲得のスキルとかで埋めてたから、色んな事ができなかったんだよね。

「よく考えると良いことだらけじゃないか?」


【なし】のままでサブジョブを何にしよう。

メインのレベルをそのままでも良いかな。マックスまでいけるけど徐々に楽しみながらやるしかないかな。上げられるのこれしかないから。

メイン《なし》

サブ《剣聖》《賢者》《戦闘達人》

スキルスロット[鑑定レベル10][全装備可能][ ][ ][ ][ ][ ][ ][ ][ ]

ポイント倍獲得はもう満タンに近いので入れない、後は色々試しながらで入れないままにしておく。

これでジョブシステムのお陰でステータス確認も見てみる。

……

……

……

沈黙?

普通ね。武器での攻撃職と魔法職は半減やらなんやらで大体基本に対して良ければ10~25%上がるのが良いことないんだけど

[剣聖の効果:剣での攻撃力25%アップ]

[賢者の効果:魔法の攻撃力、耐性25%アップ]

[戦闘達人の効果:戦闘時全ステータス25%アップ(追加)]

ここまでは良い、うんうん普通の事。

ここからあの神が遊んだに違いない内容がある。

[メインジョブ《なし》の効果:剣聖及び戦闘達人の効果で常時全ステータス50%アップ(追加)]

[メインジョブ《なし》の効果:賢者をサブジョブの効果で魔法効果2倍耐性90%アップ]

[メインジョブ《なし》の効果:上記の内容を2倍、被害効果は無しとする。]


「あれーこれやばいよね。剣で戦闘したら攻撃力50%アップだけど更に【なし】で100%アップで更に倍でしょ。200%になる」

頭が混乱してきた。

剣で戦闘最初は10としたら戦闘時は15だよね。《なし》でさらに15増えるから30で更に倍だから60か、最終的に6倍って事?


「まぁまぁ落ち着け、落ち着くんだゼフィ。」

自分に言いきかせる。

「破壊の帝王ってそんなにヤバいのか?それともめんどくさがりの神がやったお遊びなのか?」

どっちにしろヤバいヤツだな。

スキルに【隠蔽】ってあれば【なし】も誤魔化すことができるのに。って思ってたらピロリーンって神からのメールが届く。


『すまーん。今ゼフィちゃんの事観てたらジョブに名前無いじゃんね。【マスターオブマスター】とか格好いい名前考えてたら寝ちゃった。今さら変えられないからごめんね。【隠蔽】のスキル付けるよ。【隠蔽】スキルは常駐スキルだからスロットに入れなくても大丈夫だからね。てへぺろ』

だから、てへぺろはいいんだよぉー


おー隠蔽スキルが付いた。

【家政士】だと家にいるだけだから戦闘系が良いかな。

【剣士】でいこうかな。いや魔法も使いたいから【魔法剣士】でいこう。悩みに悩むけど【魔法剣士】なんて中級職は止めて無難に【戦士】で決める。


これで父親の悩みも無くせるな。

明日は家に戻る。やっぱり花街が心残りだけど寝よう。

読んでいただけいてありがとうございます。


隠蔽で戦士を選んでしまいました。

サブジョブ付けたまま次の日になります。

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