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第三話

合コンを抜け出したジュリエットとロミオ君


2人は行き場をなくし困っていました。

エンジ色の電車が通るすぐ側の公園のベンチで

しばらく休むことにしました。


「引きずるなんて、ヒドィ」

「すまなぃ・・・」

「アンタって奴はホント最っ低な奴ね」

「ごめんなさい・・・」


「ケンカはオヤメナサイ!」


後ろから声がしました。




「アンタ、誰?」

ジュリエットは後ろにいた不審な男に聞きます。


見た目は思いっきり関西のオヤジ。

頭部はザビエルのようになっており、某虎軍団のはっぴを着て聖書を持っている

いかにも「胡散臭い」おじさんでした。


「ワタシはローレンスと言います」

「何で片言なんよ?」

「最近日本に来たばかりでよく分からないアルね」

「いや、それウソやろ」

「本当デス。阪神優勝」

「もぅいいから、ほっといて」

「いぇいぇ、ケンカの訳を聞かせてくだサーィ」


どうやら一番ややこしい人につかまってしまったみたいです。

ロミオ君が珍しく男らしく立ち向かいます。

「今からいいとこなんでお引取り願えませんか?」

「もしもし君たち帰りなさい」

ローレンスは2人を切り裂く言葉をかけました

「やっぱしアンタ思いっきり日本人やろ?」

「いいえ違いマース」

「もぅええから帰って」

「仲直りしてくだサィねー結婚式やご相談はロレンス教会まで〜」

そんなことを言い残してローレンスは帰っていきました。



再び公園には

ジュリエットとロミオの2人っきりです。

「やっとあのおっさんどっか行ったね」

「あぁ。これで2人」

「2人・・・」

「・・・・」

「・・・・」


ジュリエットは大変なことに気付きました!


2人のときに会話がない・・・


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