第二話
ジュリエットは気がつきました。
ロミオは自分の友達の彼氏なのです。
友情をとるか恋をとるか
でも私には彼しかいない気がする!!!(心の声)
「ごめん、私お手洗い行ってくるね」
「はーい、いってらっしゃーい」
そんな中ロミオ君は
「飲まんとやっとられんわー」
「ロミオ!幹事なんだからそんなに飲まないで!」
ばっちり彼女に監視されていました。
トイレに行かず入り口付近でジュリエットは待っていました。
そんなときヲタクルックの少年がやってきました。
「やぁジュリエットちゃんだよね?」
「はぃ」
「こんなとこで何してるの?」
「何だっていいでしょ・・・」
「そんないわんとさー君かわいいね」
「ありがとう」
ガッシャーーン
店の奥でガラスが割れる音がしました。
嫌な予感がしたのでジュリエットは急いで戻りました。
嫌な予感が的中です。
お酒を飲みすぎてロミオ君が暴れていました。
「だから俺はジュリエットのことが好きやってゆーとるやろが!」
「きゃー暴れないで!!!」
「私の立場はどーなるんよ!!!」
「お前とは別れる」
「ちょっとそれどーゆーこと!?」
「だからお前と別れてジュリエットと付き合うんや!」
「なんでジュリエットなんよ!?」
「もぅ、ケンカはやめて!!!」
ジュリエットは止めに入りました。
「私は、彼が必要なの。ごめんなさい」
「えーーーー!!!?」
「ちょっとジュリエット、どーゆーこと?人の彼氏とっといて・・・」
「ごめん・・・だけど・・・」
その時ロミオ君がジュリエットの右手を掴み
全力でジュリエットを引きずりながら
お店を出て行きました。
お店は荒れ放題。
誰が弁償するのでしょうか?
夜の街にはジュリエットの叫び声が響きます。
「イダーーーイ!!!」
「引きずるなぁぁぁ!!!」