第一話
ある街にある美人な女子大生がいました。
彼女の家はとてもお金持ちで
その辺りではまぁまぁ有名な高級住宅街に住んでいました
そしてまたそこから少し離れた桜の名所に
とてもお金持ちで成績優秀でキレイな顔した男の子が住んでいました。
しかし彼は学力における偏差値は高いのですが
どうしようもない欠点を抱えていたのです。
ある日、女の子は学校で友達と話していました。
「なぁなぁジュリエット〜今度合コンせーへん?」
「あ、でもジュリエット彼氏おったんやっけ?」
「・・・・合コン参加で」
「あれ?彼氏ええの?」
「別れたし・・・」
「マジで!?やったージュリエット参加ね!」
「で、幹事は誰なん?」
「あ、私。彼氏の学校の人呼んで貰うから期待してて!!」
「あんたの彼氏って、ダメ男じゃ・・・」
一同は不安でしたが
華の女子大生
合コンに行かないわけありません
そして合コンの当日。
巻紙ミニスカというやたらと気合の入った格好で女の子が集まったのに対し
男の子はいかにも東京の某テクノパラダイスで見かけそうな服装でした。
「ねぇちょっと!アンタの彼氏って・・・」
ジュリエットが幹事の女の子に言い寄ったときその後ろにいた男の子に目を奪われました。
ジュリエットは一瞬で恋に落ちてしまったのです。
その時相手の男の子もジュリエットに心を奪われてしまったのです。
しかしながらその男の子は幹事の女の子の彼氏だったのです。
そんなことはジュリエットには問題ではないのです
持ち前のポジティブ思考、美貌、金、その他もろもろ
全てのおいて自信がありました。
それと同時に、それら全てを捨ててでも彼と結ばれたい一心でした。
まだ会話したこともない友達の彼氏なのに・・・。
しかしそんな彼は
お酒は飲めない、飲んだら暴れる、バカ男の
三拍子そろった扱いにくい人なのです。
合コンでも寄った勢いで・・・
「はじめまして、俺ロミオ。しくよろー」
「は・・・はは・・・はじめまして」
「君可愛いね。俺っちフォーリンラブしちゃったよ」
「は・・・はは・・・はぃ」
「今から2人で抜け出してどっかお茶でもいこーやー」
「は・・・はは・・・はぃ」
「じゃートイレ行くフリして抜け出そうや」
とはじめての会話で合コン抜け出し大作戦を立てるのでした。
しかしロミオ君には彼女が・・・