夜会での婚約破棄なんて馬鹿のすることだ、でも僕はやる!
「ヘロイーゼ・プランゲ公爵令嬢! 私は令嬢との婚約を破棄することを宣言する!!」王太子の言葉が夜会で賑わうホールに響き渡る。ヘロイーゼはため息を一つついてホール中央に進み出た。こうなることは事前にわかっていた。一週間前、アーベル王太子と〝真実の愛〟の相手ベティーナとの密談を偶然聞いてしまったのだから。こちらの反撃の用意は整っている。ーーしかし事態はヘロイーゼが思っていた方向とは別の方向に転がっていく。夜会での婚約破棄という茶番劇の真相は?
六話完結です。主人公はアーベル王太子、魔術、魔道具、魔法薬など出てきますが設定に甘い部分があってもご容赦ください。
他サイトにも投稿しています。
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