第1部の主要人物紹介
① 瑞貴のチームメイト(年齢、能力)
前園瑞貴(17歳、念動力)
本作の主人公。2年A組。ある日異世界から自宅の庭に転移してきた王女アリスレーゼと、一つ屋根の下生活を始めた高校2年生。
自分は女子にモテたことのない平凡な男子高校生と思い込んでいるが、実際には「黒髪王子」とあだ名されるほどのイケメン。子供の頃から武術をたしなみ、半グレ集団「MEGA御武倫」を壊滅させたことで、一躍マスコミの注目を集める。
思念波という一種の超能力を持ち、警察庁公安課内に設置されたUMA室(未確認知的生命体対策PT)の戦闘員に任官され、アリスレーゼを追って異世界から襲撃してきたグランディア帝国騎士団(コードネーム、リッター)との戦いに身を投じていく。
前園アリスレーゼ(17歳、精神魔法)
本作のメインヒロイン。2年A組。ティアローズ王国王位継承権第1位、アリスレーゼ・ステラミリス・フィオ・ティアローズ第1王女。
グランディア帝国の軍事侵攻によって王国は滅び、母親の遺言となった「アレクシス王に世界征服の正統性を与えてしまわないよう、王の子を宿す前に自害せよ」という予言に従い実兄たちに自害させられる。
だが古の契約により命を救われ日本に転移すると、前園家の養女として第2の人生を送ることとなった彼女は、初めての恋愛に憧れを抱きつつ学園生活をスタートさせた。
その後持ち前の強力な魔力を使って、瑞貴と共に警察庁戦闘員として活躍するが、アリスレーゼが生きていることをグランディア帝国に知られ、その身柄を狙われる。
前園愛梨(16歳、未来予知)
瑞貴の妹で極度のブラコン。1年A組。物心がつく前から兄の瑞貴に好意を抱き、幼少の頃から瑞貴に近付く女子をあの手この手で排除してきた。その結果、瑞貴をして「自分は女子に縁がなくモテない男」と勘違いせしめることに成功する。特に警戒していたのが中等部から同級生となった神宮路さやかで、彼女と瑞貴を近づけさせないよう学園の男子生徒の大半を従えて一芝居打たせていたほど徹底した対策を打っていた。
プラチナブロンドの長い髪と澄んだ明るい碧眼を持つハーフで、学園でもトップクラスの美少女。
伊藤敦史(17歳、スナイプ)
瑞貴の悪友で教室では前の席に座っている。瑞貴からは「敦史」、女子からは「伊藤君」と呼ばれる。
中高一貫校である明稜学園の高校入学組で瑞貴の高1からのクラスメイト。前園愛梨に告白したこともあるがあえなく玉砕。それでも愛梨狙いに変更はなく、今は彼女の親衛隊長を自称している。そのため彼女がいても全然おかしくないのに、彼女いない歴=年齢を維持する結果となった。
瑞貴と同様、思念波を扱うことができるためUMA室戦闘員に任官。チームでは思念波弾による遠隔狙撃を担当している。
水島かなで(17歳、防御・治癒)
第1章登場ヒロイン。
内向的な性格で大人しいため、クラスの女子グループから激しいイジメを受けている。そのリーダーである葛城真央と彼氏の鮫島祐二、そして彼の率いる半グレ集団「MEGA御武倫」に拉致された彼女は、河原で乱暴をされそうになっているところを瑞貴に助けられる。
瑞貴に秘かに思いを寄せていた彼女は、この事件をきっかけにぎこちなくではあるが瑞貴と会話ができるようになるが、修学旅行先の京都でオーク騎士団の襲撃から瑞貴を守ったことから二人の仲が急接近する。
瑞貴の好みに合わせようと母親と相談しながら髪型や服装を変えたところ、本来の可愛さが存分に発揮されて学園の男子生徒から「あり中のあり」として人気が急上昇している。
神無月弥生(17歳、時空超越)
第2章登場ヒロイン。
瑞貴の幼馴染で、父親が勝手に決めた許嫁。小学校2年生まで瑞貴の隣の家に住んでいたが、いつも汚い恰好をした近所のガキ大将で瑞貴は彼女のことを男だと勘違いしていた時期もあった。片や弥生は瑞貴のことが好きで、小学生ながら瑞貴の父親に土下座して自分を婚約者にしてもらえるよう直訴した。
瑞貴が任官する前からUMA室戦闘員のエースとして活躍し、明稜高校へは「葵菖蒲」という名前で身分を偽って転校して来る。その目的は瑞貴の監視兼スカウトだったが、女子高生となった弥生は精巧な日本人形のような美麗な容姿をしていたことから、瑞貴はその正体に全く気がつかなかった。
神宮路さやか(17歳、治癒・指揮官)
第3章登場ヒロイン。
長い黒髪に黒い大きなリボンがトレードマークのお嬢様で、清楚系アイドルも真っ青の正統派美少女。しかも頭脳明晰で2年A組のクラス委員長にして次期生徒会長最有力候補という完璧超人。
瑞貴には知らされてなかったが、彼女は前園家本家が決めた許嫁で、日本の軍需産業の大手である神宮路電子工業の創業家の社長令嬢。小学校に入る前に両家が顔合わせをして婚約が決定されたが、瑞貴の母親の意思を尊重して婚約の事実は高校卒業まで伏せられることになっていた。
アリスレーゼと出会わなければ彼女との婚約をあっさり受け入れていたと瑞貴自身が自覚するほど自分の好みに「どストライク」で、愛梨が最も警戒していた女子生徒。
芹沢翔也(17歳、透視)
神宮路さやかと同じ生徒会役員にして、次期生徒会長のライバル候補。超イケメンで学園内にファンクラブを多数持つハーレム野郎で、瑞貴がもっとも嫌いなタイプの男子生徒。しかも生徒会役員の女子全員を「食った」とまことしやかに噂されていたが、実は女子には全く興味のないゲイで、自分以上にイケメンである瑞貴に恋をしている。
瑞貴に近づき、あわよくば恋人になろうと画策してアリスレーゼを使って瑞貴の気を引いたり、UMA室戦闘員に志願して戦友になろうと努力している。だが瑞貴は自分もイケメンであることをちゃんと理解できておらず、芹沢を「自分たち非モテ男子の敵」として未だに警戒の手を緩めていない。
【高校生戦闘員8人の能力値一覧】
特殊能力
A:前園アリスレーゼ 精神魔法
B:前園瑞貴 念動力
C:前園愛梨 未来予知
D:神宮路さやか 治癒
E:神無月弥生 時空超越
F:水島かなで 治癒
G:伊藤敦史 スナイプ
H:芹沢翔也 透視
MAG VIT DEF AGI SRA LRA
A: 280 30 30 40 40 100
B: 250 40 30 60 60 60
C: 200 30 30 50 30 60
D: 200 40 40 40 40 40
E: 200 40 30 60 60 10
F: 150 60 60 10 10 10
G: 150 40 20 20 10 60
H: 130 30 20 30 10 40
MAG:思念波適性(総合値)
VIT:体力
DEF:防御力
AGI:敏捷性
SRA:近接攻撃力
LRA:遠隔攻撃力
藤間主任(31歳、警部)
元は刑事(県警)だったが、思念波適性が認められたため警察庁へ出向となり、公安課内のPT(法令上組織が置かれていない実動部隊)のUMA室戦闘員となった。
その職務は専ら内偵であったが、前園家に目を付けて瑞貴の思念波能力を監視していた関係で、明稜学園生徒たちの上官として面倒を見ることとなった。
また指名手配犯の鮫島の能力にも注目して、逮捕を見送り筑波の思念波工学研究所で戦闘員としての訓練を受けさせていたが、UMA室長の小野島の命令で瑞貴たちのチームに鮫島を加えることとなった。
鮫島祐二(21歳、思念波タンク)
半グレ集団・MEGA御武倫のリーダーで未成年者誘拐と売春あっせん容疑で指名手配が出されている。その罪状が明らかになるきっかけとなったのが水島かなでが拉致された事件で、瑞貴やアリスレーゼを始め前園家が夜の河原で彼らと真っ向からぶつかり、組織を壊滅させられた上、自分以外の全員が逮捕された。
その戦いの際に鮫島は、藤間主任から渡された「思念波補助デバイス」により思念波能力を自由自在に使ってみせたが、幼少の頃より「気」の鍛練に余念のなかった瑞貴との対決では、激しい超バトルを繰り広げたものの瑞貴の前に完敗した。その後もリベンジを果たそうと瑞貴に付きまとうが、以前乱暴しようとした水島かなでの能力の前に完敗し、病院送りにされた。
ヒッグス(年齢不詳、種族・オーク)
元オーク騎士団の副団長で、グランディア騎士団の一員として日本に襲撃してきた際に神無月弥生によって捕縛された日本初の未確認知的生命体。
瑞貴たちの戦闘訓練用モルモットにされた後に殺処分される予定だったが、瑞貴に完敗して忠誠を誓うヒッグスを見た雨宮主幹研究員の気が変わり、ヒッグスを引き取ってもらうよう瑞貴に頼んだ。
そのヒッグスは自分が完敗した神無月弥生を娶って子供を産ませ、オーク騎士団の再興を夢見ていたが、弥生が瑞貴の婚約者だと知るとそれを歓迎し、万が一婚約が解消されれば自分が弥生を娶ると宣言した。
身長が230センチもあるため瑞貴の家には住めず本家の道場に寝泊まりしており、近所の人や練習生には覆面レスラーだと誤魔化している。
② 前園家の人々
前園エカテリーナ(37歳)
北欧系美女で瑞貴と愛梨の母親。プラチナブロンドの髪と明るい碧眼は娘の愛梨に引き継がれている。瑞貴たちの通う明稜学園の理事を務め、教員免許を持っているため臨時で物理や数学の授業を受け持つこともある。現在は瑞貴たちの2年A組の副担任兼物理の教師を務めている。
高い思念波能力を持つ前園家にあって嫁で外国人のエカテリーナには全く能力はないが、オタク趣味があって毎日のように「なろう」を読んでいるため、最初にアリスレーゼを見た瞬間から異世界転移であることを看破する。
自由恋愛主義者で「幼いころからの婚約者」という言葉が大嫌い。前園本家が決めた神宮路さやかも、自分の夫が勝手に決めた神無月弥生も幼い瑞貴の婚約者として断じて認めず、瑞貴が高校卒業までその事実を伏せた上でもしお互いの自由意思で結婚を望むのならそれを認めるということで話をつけていた。
前園克己(63歳)
明稜学園理事長にして瑞貴たちの祖父。前園家当主であり「敦流翔破拳」という中国奥地が源流の拳法の正統後継者。
学園の生徒である葛城真央が起こしたイジメ問題や拉致事件では断固とした態度を取り、アリスレーゼの精神魔法を駆使してイジメの証拠映像を作成したり、彼女の父親であり市議会議員の葛城健司の贈賄等の証拠もそろえて、政府与党の重鎮に根回しするなど徹底した対策を行った。
学園よりも自宅で経営している道場の経営に熱心で、Webマーケティングに凝っていてユーザー評価に一喜一憂する日々を送っている。そのためマスコミから注目を浴びた孫の瑞貴を異種格闘団体とのマッチメイクを行い、それを昼のワイドショーで独占中継させて道場入会者の増加をもくろむ。
息子が3人いて、長男は新人市議会議員の前園隆文(妻はエカテリーナの天敵の伯母・幸子)、次男は別宅に住んでいる孝治。瑞貴の父親は三男だが、商社マンとして海外を飛び回っているため家に全く寄り付かない。
③ 警察庁公安課UMA室、政府関係者
小野島室長(37歳)
UMA室に所属する全戦闘員を指揮する総司令官。本庁企画官クラスだがキャリア官僚ではなく、事実上政治任用された神宮路電子工業からの出向者。そのため事あるごとに議員会館に呼ばれ、レク対応に追われる日々を過ごしている。瑞貴たちが正式に任官した後も多忙により直接会うことができず、「自衛隊異世界派遣計画」の作戦当日にようやく対面することができた。その時に瑞貴は、小野島室長が自分の父親だったことに気づく。
雨宮主幹研究員(42歳)
他省庁所管の国立研究開発法人の中に間借りしている思念波工学研究所のプロジェクトリーダー。思念波工学の権威だが、学術会議から「似非科学」「軍事研究」等と猛批判されて大学で飼い殺しにされていたところを神宮路電子工業会長・神宮路蒼天に見出される。その後政府のプロジェクトに参画するために警察庁に出向となり、現在のポジションに就く。
ざっくばらんな性格で瑞貴たちにとても親切にしてくれるが、異性のタイプは王子様系よりもワイルド系を好み、瑞貴には興味を示さず敦史のことを「敦史きゅん」と呼ぶ。
黒川総理
風見鶏と揶揄されるほどの調整型とされているが、政権与党内でも中間的な考え方のため自ずとそういう立ち位置になっているにすぎず、本当は筋の一本通った真の愛国者。
新藤幹事長
元防衛大臣で次期総理との呼び声も高い有力者。瑞貴の祖父・前園克己は彼の後援会に入っており、その政治信条が似ていることから前園家の長男を葛城市議の後釜に据えるよう与党内を根回しした。今回の「自衛隊異世界派遣計画」の中心人物の一人。
田ノ内防衛大臣
新藤幹事長と共に「自衛隊異世界派遣計画」を推し進めた一人。
④ 神宮路家関係者
神宮路蒼天(63歳)
神宮路さやかの祖父で神宮路電子工業の会長。前園克己とは学生時代からの親友同士で、お互いの子供同士を結婚させる約束をしていたが、二人とも息子しかいなかったためその約束が孫の代まで延期されていた。結果として、ちょうど年齢が同じ瑞貴とさやかが婚約することになった。
長谷川さん(48歳)
神宮路家の侍女長。さやかの世話係として3人の侍女とともに異世界に随行する。
松原さん(52歳)
さやかの専属運転手。4人の医療スタッフとともに異世界に随行する。
次回もお楽しみに




