エッセイジャンルが過疎ってる! みたいなことをエッセイで書いても意味ないよね。
いや、効果がないとは言わないけれど。
でも、エッセイを読むような人は、元々エッセイを読むような人なので、新しい読者が増えることにはつながらない。
エッセイを読むだけだった人に、エッセイを書かせる効果はあるのかも……?
それでも効果はかなり限られる。
何せそもそも、エッセイ自体がかなりのマイナージャンルで、読者も作者もかなり数が限られる。
だから結局、内輪で盛り上がるだけで終わる。
根本的な解決にはつながらない。
まあ私の場合は、そもそも内輪で楽しむだけで良いと思っているから、このままで良いのかな。とも思うわけだけど。
本当に、何かを変えようと思うなら、やり方を変えなきゃいけないと思う。
ここからは、少し過激な発想が入るけど。
例えば、なろうのトップページに表示されるレベルの……つまり、月間の総合ランキングにエッセイが載れば、多分エッセイジャンルはかなり盛り上がる。
現実的じゃない。という意見もあると思うけど、現実的なラインでは、結局何も変わらない。
だからこそ、最終的な目標ラインはその辺りに置くのが妥当と思うのだけど、いかがだろうか。
つまり、ただ「なんとなく、エッセイジャンルを盛り上げたい」ではなくて。
個人的に「みんな、もっと評価点を入れようぜ!」って考え方は「団扇で空気を送り込もうぜ!」という考え方に近いと思ってる。
そのときは赤熱して火の粉が舞う。
だけどそれは長くは続かない。
扇ぐのをやめた瞬間に熱は冷める。
必要なのは、薪を投入すること。
そして新しい薪に火を移すこと。
燃料を入れる前に空気を送っても、燃え尽きるまでの時間を短くするだけで終わる。
新しい薪を入れても、瞬間的な熱量がないと、燃え移ることはない。
まあ、結論は「難しいよね」ってことになる。
今のなろうのエッセイジャンルには、エッセイに興味なかった人が燃え上がれるような、そんな熱量はない。
だけどその点は、炎上騒ぎにすれば一時的には解決できるかもしれない。
問題なのは、新しい燃料をどうするかという点。
今のなろうのエッセイジャンルに、新しい人が来るきっかけって何がある?
本当に偶然に「へえ、エッセイってジャンルがあるんだ」と思うことでもない限り、人はエッセイというものが存在することすら知らないのではなかろうか。
だからつまり、言いたいのは「なろうエッセイの現状に嘆く気持ちはわかる。だが、行動すべきは今じゃない……」ということでした。
どうにかして、エッセイジャンルに入りたくなるような流れを生み出さないといけない。
でも、どうやって?
一つの方法は、なろう内……つまり、別ジャンルから引き寄せるという方法。
これは私の妄想だけど、なろう読者のほとんどは、何らかの長編作品を読むのが目的で利用しているんじゃないかと思う。
ハイファンとか、恋愛ものとか。
そういう読者の1パーセントでも、エッセイに興味を持ってくれたら、流れは大きく変わると思う。
どうやって?
そんなのは……知らんけど。
もう一つの方法は、なろう外……例えばTwitterとか、個人のブログとか、はてブとか?
でも個人的に、こっちはちょっと恐怖がある。
なろう外の人は、基本的に小説を読むのが目的ではないから。
読者達の常識という、曖昧な土台の上に成り立っていた議論のほとんどは、崩壊することになる。
でもそうなると、それの会話がなろう内で行われる理由ってなに? ってことになっちゃうような。
まあ、エッセイとかみたいな考えを語るだけの場所だったら、もっと良い場所がいろいろあると思うけど。
ということで、結論みたいなものは出しませんでしたが、皆さんの考える材料にでもしていただければ。
ご意見ご感想等あれば、感想欄にどうぞ。