鬘(カツラ)のハゲザンス協会西日本支部
あぁ〜!だるぅ〜!朝から晩まで…!よりによって、こんな職場に転職してもぉ〜て…!?
トゥルルルル〜 トゥルルルル〜 トゥルルルル〜
「お電話ありがとうございます!こちらは鬘のハゲザンス協会西日本支部のお電話担当窓口係の吉川でございます!どぉ〜されましたかぁ〜?」
「あのぉ〜…、鬘のハゲザンス協会西日本支部さんでっしゃろか?もう…どないしたらええんでっか?私の禿頭人生…??」
吉川恋太郎
「お客様⤴落ち着いてください!この吉川恋太郎が、ご相談承りますので!まずは⤴眼の前にある端末機に4桁の会員暗証番号と氏名及び年齢を入力くださいませ!」
「ええ…⤵」
ほほぉ〜⤴年齢が58歳で、お住いが島根県毛薄郡の毛薄村って…オモロ!え〜と⤴名字が山盛様っと!ほぉ〜山盛!?名前が…房児って!?ほんま⤴禿とんかいな??
吉川恋太郎
「それでは山盛房児様!眼の前にあるモニターの起動プッシュボタンを押してくださいませ!」
山盛房児
「あ…はい⤵」
映し出された山盛房児の姿に⤵吉川恋太郎は腰を抜かすほど驚いたのであった!その姿とは!?
吉川恋太郎
「山盛房児様!?そのお姿はどうみても⤴禿頭に毛が⤵たったの3本しか見えませんが…?」
山盛房児
「そうですねん…」
吉川恋太郎
「なにやら深い深い、ご事情がおありなんですね!」
山盛房児
「ええ…なんとかしておくれやし⤵実は…今装着しているのは…毛が⤵たったの3本の鬘なんです!」
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん!!マジですか!!どないなっとんですか??」
山盛房児
「この毛が⤵たったの3本の鬘外して…お見せしますわ!」
山盛房児がモニターの前で、毛が⤵たったの3本鬘を外すのであった!!そこには…驚愕の頭頂部が降臨したのであった!
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん!!禿頭に…毛が⤵たったの2本じゃあ〜りませんか???」
山盛房児
「さよです…毛が⤵たったの2本の禿頭です⤵」
吉川恋太郎
「と言うことは…たったの1本だけ増毛して、毛を⤵たったの3本にした鬘を付けておられた訳ですね!」
山盛房児
「へぇ…男やったらまとめて1本行ったらんかえって⤴」
吉川恋太郎
「プププ⤴たったの1本って…増毛ちゃいますやん!!」
山盛房児
「そうですねん…怪しい鬘の組織に騙されましてん⤵」
吉川恋太郎
「山盛様⤴それは…さぞかしお困りでしょう!」
山岸未来
「ええ…実はこの毛が⤵たったの2本も鬘ですねん⤵」
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん⤴?冗談は…その禿頭だけにしとってください!!」
その言葉を遮るように⤴山盛房児がモニターの前で、毛が⤵たったの2本鬘を外すのであった!そこには…驚愕の頭頂部が登場したのであった!
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん!!禿頭に毛が⤵たったの1本じゃあ〜りませんか?」
山盛房児
「でっしやろ…⤵」
吉川恋太郎
「山盛様!毛が⤵たったの1本毛は…本物なんでしょうね?」
山盛房児
「それは⤴どぉ〜かなぁ〜!」
吉川恋太郎
「もしかして⤴カカカカ…鬘なんですか?」
その言葉を遮るように⤴山盛房児がモニターの前で、毛が⤵たったの1本鬘を外すのであった!そこには…驚愕の頭頂部が降臨したのであった!
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん!!頭に毛が山盛フサフサで⤴ロン毛じゃあ〜りませんか?」
山盛房児
「驚かして⤵すみませんでした!実は私は、全日本1本だけ増毛協会の特別顧問をしております!」
吉川恋太郎
「ママママママジですか…!!」
山盛房児
「うそです!」
そう言った山盛房児がモニターの前で⤴フサフサ&サラサラのロン毛鬘を外すのであった!そこには…驚愕の頭頂部が降臨したのであった!
吉川恋太郎
「うそぉ〜ん⤴なんですか…その頭!???」
山盛房児
「どうだ!驚いただろう!!これが本当の姿じゃ!!!」
その頭頂部には…金髪の毛が6本⤴光り輝いていたのであった!!
吉川恋太郎
「なななな…なんです…????」
山盛房児
「驚いたであろう〜!」
吉川恋太郎
「その金髪の毛6本も⤴鬘ってことはないでしょうね!?」
山盛房児
「それはどぉ〜かなぁ〜?吉川君!!」
吉川恋太郎
「人をおちょくって…嬉しそうに!おたくさんは…単に暇つぶしに来た人でしょ!!」
山盛房児
「それはどぉ〜かなぁ〜?吉川君!!」
吉川恋太郎
「もういいですわ⤴モニターをオフラインにしますから!」
こんな輩を相手にすると⤵営業に支障がでるのは…確実である。しかし…吉川恋太郎は悩んでいた。次に登場する頭頂部はどうなってるんだろうかと!???その表情を読み取った山盛房児が囁いたのであった。
山盛房児
「本当は⤴まだ見たいじゃないのかぁ〜?吉川君!!」
そう言った山盛房児がモニターの前で⤴6本の輝く金髪鬘を外すのであった!そこには…驚愕の頭頂部が降臨したのであった!
吉川恋太郎
「もぉ…堪忍してください⤵」
そこには…ツルツルの禿頭に⤴油性マジックで、こう書かれてあった!!
アホが見るハゲの頭!と…
山盛房児は⤴さらにモニターの前で、チノパンツとブリーフを脱ぎ⤴お尻を吉川が見るモニターに近づけたのであった。
そこには…プリンとしたお尻に⤴油性マジックで、こう書かれてあった!!
アホが見る俺のケツ!と…
そして⤵山盛房児は、モニターの前から姿を消したのであった!
吉川恋太郎は…大量の汗をかいて⤵ふと目を覚ました。どうやらデスクで…うたた寝をしてしまったようである。なんという…変な夢を見たもんだ⤵あかん!あかん!仕事せんとな!
その時⤴デスクの電話が鳴る。
トゥルルルル〜 トゥルルルル〜 トゥルルルル〜
「お電話ありがとうございます!こちらは鬘のハゲザンス協会西日本支部のお電話担当窓口係の吉川でございます!どぉ〜されましたかぁ〜?」
「あのぉ〜…、鬘のハゲザンス協会西日本支部さんでっしゃろか?もう…どないしたらええんでっか?私の禿頭人生…??」
吉川恋太郎は⤴受話器の向こういる相手に…こう言った!
ハゲは⤴死んでも治らない!と…
本日の格言
禿げるか…禿げないかは⤴あなた次第です。