10話 宿屋での休憩
宿屋に着いた僕達は、早速部屋を借りることにした。宿代は、大人2人と子供2人で銀貨3枚らしい。そして部屋の中で改めて、3人と話をすることにした。
「泊まる場所まで、ありがとうございます」
「僕と一緒の部屋でごめんね。嫌かもしれないけど我慢してね」
「いえ全然嫌じゃないですよ」
「そう、なら良かったよ。そういえば、カイルとイルナは喋られないの?」
僕は、ずっと疑問に思っていたことを口にした。
「分かりません、私と会った時から喋る所を見てないので」
「そっか、まぁ、無理して喋らすわけにはいかないから喋られないのだったらしょうがないかな」
そう言って、僕は、カイルとイルナの頭を撫でた。そうしたら2人は可愛い笑顔を見せてきた。やっぱり可愛い。
そしてすぐに僕達は、宿屋で夜ご飯を食べて寝ることにした。
「カイルとイルナは、僕と一緒に寝よっか」
そしたら2人は頷き僕のベッドにきた。
「あ、あの私も一緒のベッド寝てもいいですか。その誰かと一緒に寝ないと不安なので」
シャニは、恥ずかしそうに言ってきたが一応僕と、ほとんど同じ歳だから、遠慮しようと思ったが。ずっと奴隷で不遇な扱いを受けていたので確かに不安だなと思い僕も頷いた。
「じゃあ、4人で一緒に寝よっか」
「は、はい失礼します」
1つのベッドじゃさすがに狭かったので、2つのベッドを繋げて4人で寝た。
「おやすみ、シャニ、カイル、イルナ」
「おやすみなさい。ショウさん」
シャニは、すぅすぅと寝息をたててすぐに寝てしまった。やはり疲れてたのか。僕もどうやら疲れていたみたいで、すぐに寝てしまった。