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森の走者~奴隷と始めるスローライフ  作者: 永久恋愛
第一章:そうだ、奴隷を買おう!
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第一話:ハンター・モリト


「彼の愛に対しては涙が、幸福に対しては喜びが、勇気に対しては敬意が、そして、彼の野望に対しては、死があるのみ」

『ジュリアス・シーザー』ブルータス



 昨夜の夕刻前より、山の稜線の反対側より登頂を開始。

 それによってどうにかその日の内に頭頂部への到達に成功した。

 だが、ここからが本当の勝負だ。


 眼下――緩い斜面の向こうには広葉樹の深い森が広がっている。獲物(ターゲット)である鹿はあの森との境界線付近にいるはずだ。

 夜の間に斜面を下って食事をし、早朝に寝屋――獣の寝床――へ戻ってくる。だから今の内に斜面を下りて射座(タツマ)へ潜む必要がある。


 鹿は猪ほどではないが臭いに敏感だし、猪以上に聴力に優れている。

 だから注意深く下りて行った。


 ……すると連中のフィールドサインを見付ける事に成功する。

 糞が転がっていた……枝でつつくと柔らかい。

 つまり鹿の群れがこの近くを根城にしている事だ。そして先程までこの場、もしくは近くに、いた事を意味している。


 狩野森人かりや・もりとはニンマリと悪代官のように口を歪める。

 御年二五歳。黄色人種モンゴロイド特有のどこか丸みを帯びた顔貌に、豺狼のような瞳がギラギラと、異様に輝いている。

 だからといって卑屈や、虚弱といったイメージは似合わないだろう。服の上から判るガタイの良さに、一八〇センチ前後の身長は筋肉の鎧で覆われていた。


 頭上の濃緑の野戦帽――背の低いケピ帽を素体に、上に折り曲げボタン留めされた耳当て(イヤーフラップ)付きの帽子――の下で刀剣のように光る眼光は、木々の間の斜面に刻まれた獣道を見付けていた。


 あの先は……たぶん麓の沢に続いているはずだ。

 鹿達はおそらく水分補給に出向いているのだろう。そこまで考え、森人は獣道の傍に生えた木の中で、自分の横幅サイズ、もしくはそれより大きめのを選び、斜面を見下ろす形でその前に座った。


 防水加工の施されたポンチョの下より腕を伸ばし、右肩に押し当てる形で持ち運んでいた得物の布を捲った。


 緑色の布が巻かれていたのは、全長一五〇センチクラスの燧石式滑腔銃フリントロック・マスケットだ。

 銃床ストック最後部の床尾板(バットプレート)を杖のように斜面に突き立て、マスケットを垂直に立たす。

 左肩から右腰に向けて負革(スリング)で吊るされた胴乱(ポーチ)より、腸詰(ソーセージ)や葉巻のような形をした紙薬包(パトロン)を取りだした。


 湿気対策に油紙で作られた薬包。上は弾丸ボールが包まれ丸く膨らみ、根元を紐で縛られている。森人は逆の下側を噛み切った。

 口内の分を不良のように吐き出し、残った部分を素早く銃口へ、銃口から銃身内へと注いでいく。次に一〇グラムの黒色火薬(ブラックパウダー)が、そして残った三八グラムの弾丸と、包んでいた油紙を投下。


 次に急いで銃身に沿って伸びている先台(フォアエンド)より、鋳鉄製の槊杖(カルカ)を引き抜く。持ちやすいよう先端部がトランペットのように膨らんだ槊杖を銃口より突き入れ、火薬、弾丸、油紙をハンバーガーのように突き固めた。

 本来は一回でいいのだが、念のためにと、何度も突き固めておく。


 左肩から伸びたスリング。そのちょうど左胸に位置する場所に、小型のポーチが付着している。その小型ポーチより火薬が油紙でくるまれた小さな錠剤のような着火薬を一つ取り出し、銃身後部右側面より突き出した火皿(パン)へ置く必要がある。


 火皿の真後ろには(ノミ)のような断面をした燧石(フリント)を咥えた撃鉄(コック)がある。撃鉄を右手の親指でカチッと――音が鳴るまで起こした。

 ちょうど時計の長針が一二時を指すように垂直に立たせる。

 これで安全装置が作動した形となるので、不意に撃鉄が倒れて暴発する心配はない。


 火皿の上には『L』字形の当たり金(フリズン)と呼ばれるパーツがある。

 その当たり金を持ち上げ、顔を出した火皿へと錠剤のように包まれた着火薬を押し込めるようにセット。そして活版印刷のように当たり金で押さえ付けた。


 鈍い銀色に輝く当たり金。それに撃鉄の燧石をぶつけて、飛び散った火花を種火にして下の火皿の火薬に着火するのが燧石式である。

 しかし森人のフリントロック・マスケットの場合、そこから一歩前進していた。

 本来は鉄製の当たり金を、あえて魔法の使用に際して抜群に優れた触媒として知られるミスリルを材料して製作しているのだ。

 そして当たり金の、燧石がぶつかる部位には精緻な模様が刻まれている。

 その模様がこの銃の肝だ。


 当たり金に【火魔法】の魔法陣をあえて彫り込む事で、火種としては不確実な火花を使う燧石式の不発率を低下させているのだ。

 魔法陣の刻まれたミスリル製の当たり金に燧石をぶつけると、魔法陣の効果で火花が強化・増幅される仕組みである。その仕組みのため、刻まれた魔法陣は学校で習うような初歩で基礎のモノだが――その効果は絶大である。


 なお、当たり金は材料費の節約と製作工程のため――ミスリルの塊に火魔法の魔方陣を刻めば、どうしても彫刻するたびに火花が出てしまう――他の金属を混ぜる事で単価を下げ、同時に彫琢時の安全を確保していた。


 撃鉄をガチリと音がするまで最後まで起こす。

 これで安全装置が解除され、引き金を引く事で弾丸の発射が可能となった。

 装填し終えたマスケットを体育座りの抱えた両脚の上に置いておく。

 私物の中では二番目に高価な単眼鏡――片手サイズの望遠鏡――を取り出し、太陽の位置を考慮しつつ観測する。


 猪や鹿はそれぞれ嗅覚や聴力は優れているも、逆に視力の方は御世辞にもイイとは言えない。今の森人のように背中を幹に預け、シルエットを木と同化していれば案外判らなくなってしまうのだ。

 勿論急に動いたりすれば怪しまれたり、逃げてしまうので注意は必要だぞ。



 待った――待ち続けた。


 森の冷たい朝の空気が肌を舐める。

 斜面の下は草木が生い茂り、残念ながら視界がいいとは言えない。

 夏のシーズンに入り始めなため、山の気温は天気が良くても高くはない。だからからか、段々と寒くなってきた。肉体を動かさないため、急激に熱エネルギーが減っていく。

 すると「ピィッ、ピィッ」との鹿の声が聞こえた。


 ――警戒音! いや、違う! 単に鳴いただけか?

 心臓が凍えたように冷え固まり、一瞬でメルトダウンを起こした溶鉱炉のように真っ赤となった。興奮が熱となって身体を巡る。

 急いで――かつゆっくりと――望遠鏡を音のした方へ向けた。


 歪な拡大された景色の中で、枝葉が不自然に揺れている。

 近い――近付いてくる!

 揺れ方からして一頭……だがそうすると先程の鳴き声は不自然。おそらく後方の仲間でも呼んでいたのだろう。

 距離は二〇〇メートル程か? 残念ながらゴルゴさんではないのでまだ待つ必要があった。


 単眼鏡を静かに置き、慎重に膝上のマスケットを構える。

 魚の尾びれのような銃床。硬く重く粘って強く、といった最適な木材であるクルミの芯材を用いた、深い茶色の木製部分は手に馴染む。

 海外の古色の散弾銃などに多い、古風なタイプのマスケットは発砲時の反動を上手く受け流せるよう、銃床にはある程度の角度があるがこのマスケットの角度は浅い。

 ストレートタイプの銃床は反動を受け止めれるが、逆に握った――構えた――時のグリップ力に難点がある。

 そこで用心金(トリガーガード)を前後に長くし、後半を芸術的なカーブを描かせた独特の形である補助グリップにしてこの点を回避。

 握った時小指がこの補助グリップに当たって、素早く構えた時のグラつきを助けてくれるのだ。


 まるで粘性の高い用水路の水のようにゆっくりと銃を構えた。

 一メートルはある長い銃身(バレル)

 鍛造品であるこの銃身は全体のバランス的に、他者からは細長く見えるだろう。実際に世間一般に流通している品と比べて、細長く作られている。

 まるで鉛のように、淀んだ鈍い白色の銃身は、根元、中間、先端と三カ所を同じく白磨きされた真鍮製の胴金(バンド)で先台と固定されていた。

 特に先端の特徴的な楯状バレルバンドは他の二つよりも大きく、銃身と先台とをしっかりと固定していた。これで逆さに持って棍棒としても使用したり、銃剣を着剣して振り回しても大丈夫な堅牢性を維持している。


 座ったまま背面を木に当て、撃った時の反動を押さえるストッパーにする。

 左手を先台へ沿うように伸ばして、左足の膝を曲げたまま、左腕をその膝上へ優しく置く。

 右足は胡坐をかくように曲げて真横へ倒す。右手は引き金を愛撫するように触る。

 座り撃ちの中でも安定性の高い狙撃兵型座り撃ち――その応用型だ。


 本来は左腕は銃を支えるのではなく、曲げた状態で左膝の上に置き、その上に銃を置物のように置く。後ろへ――射手側へ――曲げられた左手は右手へ軽く当てたり、銃床後端下部に抓むなどするのが本来の撃ち方なのだが、燧石式は射撃時の反動が強く、いかに安定性の高い狙撃兵型座り撃ちでも、発射時の燧石と当たり金との激突で銃が跳ねるだろうという判断からこの形にした。


 狙撃兵型座り撃ちは座り撃ちの中でも、安定して銃を構えられるフォームであり、同時に上から下を狙うのに適している(その逆は無理だが)。よって今の斜面から撃ち下ろすスタイルに適しているはずだ。


 撃鉄の斜め左の銃身上には、本来ならマスケットには無い照門(リアサイト)がある。

 オープンサイトの単純な『凹』の字型の照門で、その直前にはより遠距離を狙える『V』字形の折り畳み式照門が今は寝かされた状態で設置されていた。

 先端の『凹』の字型をした楯状バレルバンドには、銃身より突き出たピラミッド型の照星(フロントサイト)がバンドの中央の隙間に収まる形で挟まれていた。


 左右の開きの大きい開かれたスタイルの照門と、先端が少し丸く膨らんだピラミッド型の照星を右目の先で重ね合わせる。

 銃床の右側面には予備の薬包が試験管のように差し込まれた、レザー製の弾差し(アンモキャリア)が付けられ、銃床左側――左上には弾差しのレザーが膨らみ、折り畳まれた布が銃床との間に挟まれている。

 そうした頬当て(チークパッド)に右頬を押し当てて、視野の広い照門より下界を見下ろす。


 まるで自分がこの世界と一体化したかのように、気配に気を付ける。

 背中は大木と同化し、地面と接する臀部には根が伸びているように……呼吸さえも自然の木々がする代謝のように溶け込ませていく。


 やがて樹木の動きが大きくなり、鹿が姿を見せた。

 大きい。体高はエゾシカのように立派で、頭頂部には幾重にも枝分かれした巨大な角がある。

 ――〝大角鹿(オオツノジカ)〟だ。

 日本っぽい名前だが、ヘラジカのように巨大な角、体重は……たぶん二〇〇キロ近くはあるだろう(エゾシカは一二〇キロ)。


 そんな化け物鹿が後方からまだ続いていた。普通、牡の鹿と牝・子供の鹿は別のグループに分かれて生息しているはずだ。両者が交わるのは発情期くらいか?

 だが〝コッチ〟の鹿はそうしたセオリーを無視しているらしい。

 立派な体格の牡を先頭に、一回り小さな体格の牝が続いていく。

(……さて、どっちを狙うべきか……)


 牡は巨体でより多くの肉が手に入るが、肉の質的には牝の方が良い。

 ただし、牡の方は――あの角とか――より大きな利用価値を生むだけのメリットがある。鹿角は漢方薬的な薬の材料や、色々な用途に使用されているからだ。


(……牡にするか)

 より付加価値の高い牡にする事にした。

 あの巨体は解体には不便だろうが、今いるのは斜面なので引きずり下ろすのは簡単だろう。それに沢もあったはずだから、やはり解体には便利のはずだ。ならば一人で解体する時の不便さや猥雑さは、多少は緩和されるはず……。

 一人で解体するのには時間がかかる。そして時間の経過は肉質の悪化に繋がるが……まぁ、イイだろう。


 まるで待ち伏せをする対戦車砲の砲身のように、ゆっくりと銃身を動かす。

 どこか哀れさを漂わせた鹿、その胴体中央へ照星を重ねた。鹿はコチラの存在に気付いてはおらず、不用心にも斜面を登ってくる。

 その真正面――バイタルエリア――をしっかりと狙う。心臓、肺、両足と重要な部位が集中した胴体前半は狙うのは最も適した部位だろう。ただ注意点として中央部から後半は絶対に狙っては駄目だ。

 草食動物である鹿の腸は長く、もしも胃や他の内臓を銃弾が破いてしまえば全ては御破算。肉に内臓物の臭いが付着し、喰えたモンじゃなくなる。



 心臓や肺、大動脈に脊髄や頸部の神経などが集中した上半身を狙うのは鉄則。

 だが今は側面から狙うのではないため、胴体の真正面を狙うのだ。


 ゆっくりと、まるでヤクザの親分の娘のもとに夜這いに行く時のように慎重に銃口を揺らす。鹿の動きに併せて、狙いを徐々に修正し、石のように動かない。


 引き金を引いた。

 スプリングの力で撃鉄が斬首する刃のように倒れる。ミスリルとの合金製の当たり金と激しく接触した。燧石を金属とぶつけた時に生じる仄かな火花が、魔法陣の効力によって増幅。

 本来ならば油紙に包まれているため、火花程度では燃えない発射薬を着火した。


 火皿の発射薬は小さな爆発を起こす。その爆発は銃身に開けられた小さな穴より内部の薬室(チャンバー)へと到達。付き固められた黒色火薬を激怒したヤクザの親分さんみたいに爆発させる。

 銃口より炎が槍の穂先のように伸び、猛烈な白煙が噴き出した。

 そして上半身を蹴飛ばすようなストレートな刺激。


 距離は一〇〇メートルくらい。

 普通のマスケットならまず当たらない。何故かって?

 マスケットの銃身は施条(ライフリング)が掘られていない、ツルツルの滑腔銃身(スムーズボア)なのだ。ライフリングが刻まれていれば、装填された弾丸はその溝によって回転しながら銃身から飛び出す。

 そうなればジャイロ効果によって直進性が高まり、真っ直ぐに――つまり狙った場所へ――飛来する。

 しかし滑腔銃身は内部がツルツルなので、銃身内部で弾丸はランダムな力の作用を受けて、飛び出したらその直進性はかなり低いのだ。


 勿論火薬――装薬――の爆発した力が強い時は、弾丸にその力が多く残っておれば、明後日の方へ飛ぶような事はないのだが、それらの力は距離が離れれば離れるだけ弱まるので、結果遠距離での命中率が著しく落ちてしまう。

 おまけに燧石式は発射時の衝撃が大きいので、狙った的を当てられるのは三〇メートル~五〇メートルとされている。


 だから鹿との一〇〇メートルは当てるのはかなり難しい、無理に近い距離だ。


 ならば簡単ではないか? 弾丸を回転させればいい。

 この鍛造された銃身にもミスリルが混ぜ込まれている。そして銃身内底部には尾栓(ネジ)で蓋をされており、そのネジに弾丸を回転させるべく【火】と【風】系統の魔法を用いた魔法陣が刻まれているのだ。


 一〇グラムの火薬が爆発した時、その炎は銃身内部で〝回転しながら〟伸びる。

 結果として装填されていた弾丸も回転し、ライフリングと同じ効果を生み出すという仕掛けだ。


 このカラクリのおかげで、滑腔銃身ながらライフリングと同等の精度で狙え、なおかつ時には丸玉だけではなく、各種散弾も撃てる事が出来るなど、施条銃(ライフル)には不可能な汎用性をもたせる事が出来るのだ(ライフルは刻まれたライフリングのため散弾は撃てない)。


 薄まる白煙の世界で、狙われた鹿が一瞬だが〝ビクッ〟と跳ねた。

 命中した証拠だ。

 電流を受けたかのように跳び上がり、一転して回れ右。

「ピィィィーー!!」との盛大な鳴き声が後ろから続く。

 他の鹿達が一斉に鳴いて退避しているのだろう。


 あの命中した時の反応は、確実に弾丸は『命中』したはずだ。

 だが多くの野生動物は一八ミリの鉛の塊の直撃を受けても、即死する事はなく動く(脳幹や脳味噌を破壊されれば別だが)。心臓や肺を粉砕されても、数十秒間は『自由な行動(フリーハンド)』が与えられるのだ。


 鹿は肺や心臓を撃たれても、三〇〇メートルの距離を走る事が出来る。

 もしも撃たれたのがより凶暴な猪や熊、ましてやモンスターと呼ばれる魔獣ならば? 森人の経験ではそういったのは、頭を半分吹き飛ばされても、恐るべき生命力で吠えながら向かってくるモノが多い。


 森人は稲光のように立ち上がると、銃を片手に斜面を走って下りて行く。

 マスケットに次弾は込められていないが、腰には剣鉈という大型のナイフが吊るされているし、右脚の革製のヒップホルスターには、装填の終えている予備の燧石式拳銃が納められている。


 草に付着した血や、不自然に折れ曲がった枝や草を目印に走る。

 藪を突き抜け、木々の間を駆け、やがて目的の鹿はいた。

 森の中、横たわっている。

 まるで神殿に奉納された生贄のように、何かしらの厳かな空気さえ漂わせて。


 これを見て、『残酷だ』と声を荒げる者もいるにはいるだろう。

 だが森人の胸を満たすのは、熱い興奮と喜びだった。



*なお、作中の狩野森人の主力武器であるマスケットは、正確には『マジック・マスケット』となります。

 製品としての正式名称は『ズールM109』というモデルです。

 ズールはドイツにあった、兵器工廠の置かれた地名から。ギラは付きません。

 Mはモデル、109はプロイセン製マスケット『M1809』より、拝借しました。


 なお、作中で滑腔銃身より弾丸を回転させながら飛翔させるアイディアは、アメリカ軍のグレネードランチャーがモデルです(アチラも同じように弾体を発射ガスのうねりで回転させますので)。


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