第二話 部屋決め 再開
いろんな人の作品をみてやっぱ、改行が大事だろ思い知りました!笑
入学式が終わり、俺は柳と距離をおきながら教室に向かっていた。
「で、今から教室に向かってなにをするんだ?」
「それは、部屋決めですわ」
後ろから声がして振り向くと金髪でいかにも似非関西弁を話しそうな男が話しかけてきた
「いやぁ~柳を一緒に話してるってことは、ワイらの友だよな?
(うわぁ~本当に話してるよ・・・)
「すいません。誰ですか?」
「ああ、同じ神凪さんと百目木さん愛でる会の友の轟くんです」
「宜しくな!自分、神凪さんと仲ええんやろ?ワイにも紹介してぇな!めっちゃ仲良くなりたいわ!」
「いやいや、さっき柳君にも言いましたがここまで案内してもらっただけですよ」
「そうなんかいな!残念やな!まぁこれからも仲良くしていこうや!」
「よろしくお願いします・・・」
(また、変なのが増えた・・・)
「話が変わりますが、部屋決めというのはどういう事ですか?」
「自分、予定表確認してないんかい?執事科では、実家に帰る人と寮に住む人がおるんや。それでな、今教室に向かってるメンバーは、寮に住む人という事や!実家に帰る奴は家が近いかもう主のいる奴やな!」
「そうなんですか!説明ありがとうございます。柳くんと轟くんは寮に住むんですか?」
「そうですね。私は、寮に住みますよ。なんせ」
「俺も、寮に住むねん。なんせ」
「「女子と一緒に、相部屋になるかもしれんからな!!」」
二人で肩を組んで、笑っている・・・柳くん、似非うつってるよ・・・
けどこの二人は、お似合いだな・・・早く教室に向かおう
「おい、なんでそんな急いでねん!」
「ちょっと、大和くん!」
俺は、先頭が教室に入っていくのを見つけて急ぎ足でいった。
すると、教卓に入学式で話しているメイドさんがいた
「おはようございます。黒板に、席が書いてるので座ってください」
「おはようございます。これから宜しくお願いします」
「こちらこそ、厳しくいくので覚悟してください」
言い方は怖いが、何か安心する先生っぽいな。なんだろあの二人と話していたからかな?とてもほっとする。とにかく席につこう。
「全員座りましたね。寮に住むのは、男子5名 女子16名ですね! では、部屋決めを決めていきます。部屋決めでは、組になった人は3年間ルームメイトとなります!仲良くしていってください。では、言います。」
緊張するな、3年間一緒か是非ともあの二人とはなりたくない!俺は、生きていくなら全うな3年間を過ごしたいんだ!どうか神様!あ、あの神に祈っても意味がない!くっそ!なら婆ちゃん、俺の3年間を祈ってくれ!!!!
「男子、轟さんと柳くん」
「「なんでや!!!!!」」
二人が涙を流してる。あれ?ちょっと赤くない?しかしあの二人とかぶらなかった!婆ちゃん、ありがとう。戻ったら、墓前に良いお酒とお菓子置いとくね!
「先生なんでなんや!なんで俺と柳が一緒やねん!」
「理由は、簡単です。入学式前からいろんな女性の方に声をかけて迷惑をかける二人組みがいると
クレームをもらったので、急遽 対応しました。何か反論はありますか?轟さんと柳さん?」
「「いいえ」」
あの二人、なにやってんだよ。あれもしかして、俺も同類と思われてないか?
「では、いきます。荒木君と水野くん」
荒木君は、背が高いな・・・180ぐらいあると思う。水野君は、逆に背が低くく見える男子としては、平均より一回りぐらい小さいな160ぐらいかな
「最後に、大和さんは一人です」
「え?」
「聞こえなかったですか?一人です」
「一人?」
「はい」
「・・・・」
「・・・・」
「先生、頑張ります」
「頑張ってください」
「「っははははは」」
婆ちゃん、俺これから大丈夫かな・・・
あと、あの二人はいつか報いをしてやる
現実を受けいれる時間がかかり、いつの間に組発表は終わっていた。
「最後に、部屋の鍵を渡していきます!男子から取りに来てください。鍵を受け取り次第、各自で部屋を確認してください」
「どうぞ、大和さん803号室です」
「ありがとうございます」
鍵を貰い教室から出ると、男子5人が待ってくれていた
「いやぁ~最高やったで大和!」
「笑いましたね」
「まぁ~頑張れ!なにかあれば言ってくれ。手を貸す」
「一人部屋とか寂しいやね。みんなで今度、トランプでもしようよ」
「ありがとう、え~と荒木君に水野君だったよね。大和って言います!宜しく。あと心配ありがとう!困ったら第一に荒木君と水野君に相談するよ!あの二人は、あてにならないから」
「おいおいそれは、酷いやろ大和~」
「そうですよ。大和君」
「で、みんなは、何号室になったの?」
「俺と柳は、201号室で荒木達は、俺らの隣や!大和は、何号室なったんや?」
「俺は、803号室だけど何処にあるんだ?二人の寮と同じか?」
「「803号室って・・・・まさか」」
「まさか?」
「大和、その部屋寄越せ!!何の理由を聞かんと交換してくれ!!頼む!!」
「なんだ?そんな躍起になって・・・まさか幽霊でもでるのか!?理由ぐらい言ってくれ!」
「その理由は僕たちが言うと、その部屋の場所は、執事科の寮ではなくて普通科の寮の部屋なんだよ」
「何だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
すると、教室からメイドの先生が飛び出してきた
「うるさいですよ!執事になろうとするものそんな大声を出してどうするんですか!?なにがあったんです?」
めっちゃ怒ってる!
「先生、俺の部屋の鍵を間違っていませんか?今、荒木君に聞いたらこれ普通科の寮の鍵だって」
「いいえ。大丈夫です。今年の新入生は多かったので、寮の部屋が足らなかったのです。毎年、実家から学校までくる生徒が多く、寮はあまり人気がありませんでした。そこで、私たちが考えたのは寮の無料化です。今年の新入生から対象ですが、あまりにも希望が多く部屋が足らなくなってしまったのです。そこで、普通化の寮母さんに聞くと、部屋は一個余っていたので貸してもらいました」
「なら、女子生徒が使った方は良くないですか?俺男子ですよ」
「そこは、会議でも話し合いになったのですが、女子生徒をいれると友達になってしまい駄目になってしまうからなんです。将来、メイドになるにしても、普通科の子達と気軽く話してはいけないと、結果がでてしまい。そこで、一番が被害がなく簡単に言えば人畜無害の大和くんが選ばれたのです。あと、寮母さんが卒業生で、男子との免疫がない子がいたということもありあなたが選ばれました。他に質問は?あと。部屋の鍵の交換は認めていません」
「あの、でも」
「・・・・」
「何でもないです」
轟と柳は、あのメイドの目を見て、何も言えなくなり下唇を噛み、そして涙を流していたが俺の心情に比べた大丈夫だろ。俺は、男としても否定され反論できない自分が悲しく肩を丸めて寮まで歩いていった。
「じゃ、じゃあ、大和君ここで俺たちはこっちで!大和君はあっちだから」
「あ、ありがとう。寮は、違っても授業の時は、仲良くしてくれ」
俺と荒木君達は分かれていった。
「で、ここが普通科の寮か・・またデカイな・・・まぁ~頑張っていきますか!くよくよしてても
仕方ないし!」
寮に入っていくとそこで、綺麗な人が箒で落ち葉を掃いていた
「あら。もしかして、新入生の男子の大和 雪人君?」
「あっはい!803号室を使わせてもらう大和 雪人です。これから三年間宜しくお願いします。」
「あらあら、宜しくね。私は、この寮の寮母の千鶴っていいます。よろしくね。何か困った事があったら言ってね。大和君の部屋は、最上階の八階だから見てきたら」
「はい。宜しくお願いします。失礼します」
(とっても綺麗な人だ・・・何か聖母さんって感じだ)
エレベーターに乗って八階に向かった。
803号室は、奥の部屋か。ありがたいいつも、部屋を決める時は、角っこなんだよな
荷物は、ないけど部屋を確認したら銀行に向かうか。お金がある確認しないと
あった、803号室。にして、綺麗な寮だな。
鍵を差込、ドアを開けるとそこは理想郷だった
すげぇ~、めっちゃ綺麗しデカイ!俺の住んでる部屋の4倍はある。キッチンはデカイしトイレと風呂は別、俺って風呂とトイレが別じゃないと嫌なんだよな。それに布団がふっかふかだ!風呂もデカイし最高だ!・・・こんな事してる暇じゃない一応隣の部屋と下の階の人に挨拶に行かないと、とりあえずATMを探そう。なぜか財布だけポケットに入ってるんだよな、さっき確認したしな!
「寮母さん、ATMってどこにありますか?できたら購買とかあるところも知りたいんですが」
「それなら、横の道をまっすぐ行くと構内に購買があるからそこにATMもあるわよ」
「ありがとうございます」
俺は、購買まで走っていった。
「にして、ATMって言葉久しぶりに聞いたわ普通科の子は使わないから大和君はアナログなのね」
なんとか、購買に間にあった
カードを差込を残高を確認、1.10、100、1000、10000、100000・・・うん?なぜだろう丸の数が6個もある・・・・まぁ~これも天の恵みか・・・まてよ・・あのおっさんだろ?・・・深く考えては駄目だ。危なくなったらバイトでもしようとりあえず、2万は下ろそうそして、この3980円のお菓子の詰め合わせを三つ買ってあと、晩飯の材料だ!今日は、いろいろありすぎて頭が回らないからカレーにしよう。にんじん、たまねぎ、じゃがいも、豚肩ロース、カレーのルーに匂いづけでローズマリーでもいれるか。にんにくは口臭が気になるから駄目だ!後、調味料はなかったな、塩、こしょう、オリーブオイル、ブラックペッパーなど買っておこう
フライパンなどは備え付けがあったから大丈夫だ。
よしお会計、18990円かよし大丈夫だ。よし帰ろう!
この時、大和は袋を4つ抱えて走って行くのを見られ、一部の人から主婦さんと呼ばれるようになった。
ふう~とりあえず、食材は冷蔵庫にいれておいた。寮母さんにお菓子詰め合わせを渡したから、とりあえず隣から行くか・・まだ、17時前だから大丈夫だろ。
ピンポーン
「すいません、隣をこれから使わせてもらう大和です」
「あ、すぐ出ま~す。ちょっと待ってもらえますか?」
ドアの前でも分かる、廊下を走る音が・・うわぁ~毎回、緊張するんだよなぁ~挨拶、けどどっかで聞いた声だな。
「はいすいません。お待たせいたしました。あら大和さん」
「え?神凪さん」
「隣で、大和って書いてからもしかしてと思いましたが、どうしたんですか?」
「え~と、隣を使わせてもらうので、挨拶とあとこれ挨拶品を渡しに・・・」
「あ、これはどうもありがとうございます。よろしかったらお茶でも飲みますか?」
「いえいえ、まだ挨拶も終わってないので!!」
「冗談ですよ。次はどこなんですか?」
「下の階の人で終わりです」
「そうですか。なら一緒に行きましょう~ちょっと待っててくれますか?」
というと中に入っていった。
「ちょっと神凪さん!」
けど隣が知ってる人で良かった~
「お待たせしました」
格好は、セーターにスカートで、上からポンチョを羽織っている
「最初の時は、綺麗でしたが今回は可愛いですね」
神凪さんは、くすりと笑い
「あら、今綺麗ではないんですか?可愛いだけですか」
「いえ、そんなことは」
「冗談です。行きましょう~」
なんか、神凪さんって豊かな人だな~と感じた。
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