第一話 変態との出会い そして別れたい
頑張って、風景や場所などを想像しやすいように書いてるんですが、難しいですがこれからも頑張っていきます。
「神凪 瑠璃さんですか、綺麗なお名前ですね!」
大和は心からそう思った。
「ありがとうございます。けどそろそろ・・」
キンコーンカンコーンキーンコーンカンコーン そのときちょうど鐘がなった。
「あら。チャイムがなりましたわ。急いで入学式で出ませんと!!」
「ああ、行こうってどっちですか?」
「こっちです。」
大和は、神凪の後ろについていきながら思ったことがある。
(この子、どっかであったことある感じがあるんだが、何処であったんだろ?)
そうこうしてるうちに、ドームの中に入っていくとそこには、お嬢様や執事、メイドが椅子に座っていた。
え?これって全員、新入生か?にして多すぎないか?この建物も大きいし、ここはいったい何処なんだよ
「大和さん。こっちが執事科の座席表ですので確認してください。」
「すいません!えっ~と大和、大和、や行だから最後らへんに・・・・あった」
なんで本当にあるんだよ・・・入試とか面接などしてないしあの神様、本当に何者なんだよ、その前に俺の住む所や金銭面とか大丈夫か?入学して、入学金がありませんとか話にならんぞ。いや、そもそも俺という存在がおかしいだろ?・・・・考えても仕方ないよな・・・はぁ~はげそう・・とほほ
「では、またお会いしましょう。失礼します」
「あ、本当に最後までありがとうございました。お礼など後ほど・・・」
(ってお金もないのに、いつもの癖で)
「いえいえ、お気になさらずに」
そう言って神凪さんは、自分の席に向かって行った。
俺も席に向かうか・・・えっとここか。隣の人は柳清輝さんだったはず。
「お隣失礼します。柳さんで間違えないですか?」
「どうぞ。えっと誰ですかね?」
「すいません。大和 雪人といいます。宜しくお願いします。」
「ああ!宜しく。柳 清輝といいます。こちらこそ宜しく!」
なんか凄い爽やかな人だな、何故だろう歯が光って見える気がするし残念な人の気がする。
「すまないが、君は神凪さんとはどういう関係なんだ?」
凄い剣幕で、さらに顔近い!近い!近い!
「神凪さんとは、何もないですよ。自分が左も右も分からないのに親切に案内してもらっただけですよ!」
「そうか!なら良いんだ!神凪さん我ら男子の理想の女性で、彼女に欲しいランキング一位の人でありお嫁さんに欲しいランキング一位の人で・・・略」
話なげぇ~話しかける人間違えた!!!!ていうか、まだ喋ってるし。にしても、男子の人数がやけに少ないな。1.2.3...........9俺入れて10人しかいないのか。そろそろ話し終わってるかな?
「にしても、あの容姿端麗であり・・・略」
うんまだ、放っておこう・・・笑
2分後
「そして、あの笑顔・・・」
3分後
「なによりも、誰にも優しい」
6分後
「分かってくれたかね?」
「あの、分かったんで当分黙ってくれますか?」
(同じ、友達だと思われたくないんで)
キンコーンカンコーンキンコーンカンコーンキーンコーンカンコーン 入学式の始まるチャイムがなった。
(なるほど、二回が予鈴で三回で本鈴なのか)
すると、メイド服の人がマイクを持って説明を始めた。
「今から、入学式を始めます。始めに校長からの挨拶の言葉です」
言い終わった後に、横からスーツ服の男性が歩いて
「え~と校長の宿院だ。今から大事な事を言うぞ。俺の言葉はこれで終わりだ。入学式なんて長いだろ?だからすぐに終らそうと思う!俺も仕事がいっぱいあるんでな!」
なんて、フリーダムな人なんだ!?けど、社会人の時の入社式は長かったから、とても嬉しい。
「とにかく、この学び屋で励め!以上!!」
((((((え?それだけ!!!))))))
校長は、横目でメイドを見ながら口ぱくで言っている。えっと何々「こ・れ・で・お・わ・り」でメイドが「こ・ろ・し・ま・す・よ」
・・・・物騒だな!メイド!と校長が
「よし!まだ言いたい事があった!今回、私の学校に入学してくれた普通科で女子が160名だな!普通科では、カリキュラムを見てもらった通り、お嬢様として世間のどこに出ても恥じないカリキュラムを組んでいる。3年間を通して、資格や免許を取れるように組んでおいた。以後頑張るように!」
「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」
普通科で、女子が160名って多いな!男子0かよ。
「次に、執事科では男子10名 女子30名だな。執事科では3年間で、自分が仕えたい主を見つけてもらう。なので、資格、免許、武道、お茶、料理などカリキュラムを組んでおいた。執事たるもの主のご期待に答えてこそであるので、進級時は大変だと思ってくれ!必須科目もあるのでそれは、各自で確認するなり教師に聞くなりしてくれ!以上!!」
言い終わると、校長は、去っていった。
「次に新入生代表、神凪 瑠璃さんと百目木 茜さんお願いします。」
「今回の成績優秀者は二人おって、あの二人なんだ、さっき私が説明した二人だよ、手は出したら駄目だからね」
こいつの話を聞いてなかったが成績優秀者が二人か・・・凄いな。
二人の答辞が終わり最後となった。
「では、各自指定された教室に向かってください。」
え?教室って?何処だ?・・・・やむなしか
「俺って柳さんと同じ教室?」
「柳さんでなくても良いよ。俺たち同士になったんだから!柳で良いよもしくわ清輝で!」
「同士?いつだよ・・・柳でいい」
「俺たち、百目木嬢と神凪嬢を愛でる同士じゃないか?」
俺は、ひとまず選択を間違えたと思った。
「ああ先ほどの問いだが教室は一緒だ。執事科は合計で40名だから一教室で収まるからな」
「ありがとう」
俺と、柳は二人で教室に向かった。
柳は、教室に向かう時もいろんな女子を見てたが、俺はこいつと距離を離しながら歩いたのは友達と思われたくなかった。
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