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プロローグ

季節は春。

桜の咲いた校門の前で

「ここはどこなんだ」

少年は、大きい学校の前に立っていた。

(なんてデカイ校舎なんだ・・・ていうか、ここどこなんだ。俺は、さっきまで家で寝ててそれから)

考え事していると。後ろから

「あなた、そこにぼぉ~としないで、早く中に入ったらどうなんですか?執事科は、あちらの校舎ですわよ。」

後ろを振り向くと、黒髪の女性が話してきた。

「すまない、考え事してて・・・」

(待てよ。そもそも何で俺が執事服なんて着ているんだ?)

少年は今、自分の服装に気がついた。

「そうなんですか?けどそろそろ入らないと入学式が始まりますわよ」

「入学式?」

「さぁ。行きましょう」

「えっ?ちょっと」

少年は、女性に引っ張られながら学校に入っていった。

「待って!?自分の現状が飲み込めていないっていうか、なんというか」

(とにかく何で、俺がこんな場所にいるんだ、俺はあの時)

                                     

                                  回想 



某マンション内で、布団の中に入って青年は寝込んでいた。

「あ~熱出したのなんていつ振りだろ・・一人暮らしの難点ってこういう時は一人で何かしないといけないってことだよな・・・はぁ~・・・とにかく薬飲んで寝るか」

(にしてなんでここまで、体が疲れてるんだ?)

男性は、すぐに眠りついた。

しかし、神のきまぐれでこの男性が違う世界に行くことは、彼は知らないのだった。

「あれ?ここはどこだ?」

そこは、周り一面白い場所だった。

「俺は、寝てたはずなんだけど・・・まさか、いつの間にか死んだのか?何が原因だ?火の元栓を閉め忘れたから?俺が寝ている間に誰か侵入して死んだ?まさかに隣の住人と最近ごみ出しの時に注意したのが原因で隣の住人が逆恨みで俺を殺しに・・・」

「いや違うぞ。」

「え?誰?」

そこには、ギリシャの人を連想させる布を羽織ったおっさんがいた。

「おっさんとは、失礼な!!無礼な一応私は神だぞ。」

「俺の心を読めるのかよ?プライバシーとかないの?という神って。神ってもっとえらそうな感じだけどあなたからは感じないんだけど」

「まぁ~そう感じるのも無理はないかもしれんな。今、神を信仰している人は一握りの人間と宗教のみじゃ。昔は、山に川にいろんなところに感謝や願いがあった。しかし今、そこまで信仰している者は少ない。今の人間は、都合の良い時に神に頼りそして都合の悪い事も神のせいにする。」

「つまり、俺はその神様のお怒りを受ける人間に当選しました・・・みたいな感じですか?」

「違うぞ。」

「違うのかよ!あぁ~緊張した。でもなんか用でも?」

「不思議じゃの?お主は、この現状を飲み込めている。落ち着いて考えもできている。普通の人なら夢とかで済まそうとするのだが何故だ?」

「あぁ~それは、うちの家が関係していると思いますよ・・昔のご先祖様が神主様でその家訓というか事柄を継いでるというか。母や父がよく言うんです。昔から伝えられた事で今の時代まで続いているという事は、意味があり忘れてはいけない事であると。」

「ふむそれでか。懐かしい匂いがしたのは」

「懐かしい匂いですか?匂いますか?一応、いつも柔軟剤使ってますよ。良い匂いする奴」

「そうではない。しかし、そう思う人間は少なくなった・・・ああ。本題を忘れるところだった!」

「なんですか?この際、なんでもとは言いませんが手伝いますよ。」

「今から、精神だけ違うところに行ってもらう。」

「え?ちょっ」

「では、達者でな!意味は後に知る・・げ・・めよ」




                                     回想終わり


「はい着きましたわよ」

(考えているうちに着いてしまった。まぁ~流れに身を預けるか)

「ありがとうございます。ここまで案内してもらって本当にありがとうございます。」

「いえいえ、お気になさらず。あのぉ~お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」

「大丈夫です。自分は、大和やまと 雪人ゆきとといいます。」

「大和さんですね。宜しくお願いします。私、神凪かみなぎ 瑠璃るりと申します。」







             

はじめての投稿です。

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