生と死の狭間を
迷い始めると迷宮入り
あなたにいただいた命は
確かなものだと思ったけれど
不確かなものでした
今日も私は
生と死の狭間を浮遊する
あなたにいただいた水は
手から溢れ落ちました
あなたにいただいた花は
枯れました
あなたにいただいた空気は
どこか空の彼方へ
自由はどこへ
手首を切れば
自由の血が体から流れ落ち
解放されたと
喜んでいる
私はどこに
私はどこへ
地上を離れ
海の彼方
雲の彼方
星の彼方
宇宙の彼方
血まみれの
手を伸ばせば
あなたに届く気がした
お読みくださりありがとうございました。