1/1
いつもの土曜日
携帯が鳴り響く
「土曜日だってのにアラームかけっぱかよ」
しかしそれは電話だという事に気づく。
(誰だよこんな時間に)
「はいもしもし」
「はいもしもしじゃない早く来て」
声を聞いて1発でわかった
彼女はクラスメイトの天明茜
クラスの学級委員で成績優秀、スポーツ万能、そしてなんと言っても可愛いくてクラスのアイドル的存在だ。
俺と比べたら、月とスッポン、フェラーリと原付
クラスで友達は0
携帯の連絡先には、母と姉と茜の連絡先しか入っておらず。
自分でゆうのもなんだがクラスの陰キャなのだ。
(でもなんで茜からなんだ)
「どうした、朝から」
「どうしたじゃない今すぐ来なさい」
「忘れたの約束を」
(なんのことだ?)