第3話 お見合い
「ミオウ様は、何か趣味はありますか?」
「えっと……」
私は超パニック状態だった。
上手く返事できないし、まず、質問の答えは何を言えばいいのか……。
私、ミオウって子の趣味なんて知らないし、私の趣味言っちゃうとミオウって子が困るかも。
いや、ここはもう、上手く流そう。
出来るか分かんないけど。
「本を読むこと、です」
「えぇ!?」
さっきの人が私の横で驚いていた。
なんかマズイこと言っちゃった?
もしかして、ミオウと私、全く性格反対とか?
それにしても、世界に同じ顔の人はいるんだなぁ。
私の顔なのに、この人たち、ミオウだと思ってる。
てか、ミオウって誰なんだろう?
本当にここ、どこ?
日本語のわりには名前は外国人っぽいし。
「お、お嬢様、いつからそんな趣味になったのですか? 好かれたいからですか?」
その人が言った。
ってか、名前知らないと不便だな。
私は自分の着ている純白のドレスを見下ろした。
すると、またあの人に注意された。
面倒くさい……。
「べ、別にどうでもいいでしょ」
私は、お嬢様ってこんな感じかな、と思いながらちょっと強気で言った。
すると、その人は「すみません」と謝った。
私、じゃなくて、ミオウってすごい!
さすがお嬢様。
でも、私帰れるのかな?
そんなことを考えているとお見合いはいつの間にか終わっていた。
っていうか、私と同い年ぐらいなんだよね、ミオウって。
お見合いとか、早くない?
さすがお嬢様……。
私はドレスの裾を引きずりながら車へ乗り込んだ。
すると、あの人が私のドレスの裾を上へ持ち上げた。
あぁ、持っとかないといけないんだ。
私はドレスの裾を引っ張りあげた。




