異変
これは私の黒歴史であり、初投稿です。
途中で失踪するのがオチです。
それまで頑張りましょ
2085年、地球。
世界は、ある日突然起こった電気器具の大量破壊に頭を悩ませていた。
テレビも、エアコンも、それらを製造する機械すら全て失った人類達は、力が自分の地位となった世界を生きていた。
政府もまともに機能しない中、電気器具の大量破壊により、人が多く死亡し、その影響で孤児が大量に発生した。
あの日。
陽斗は家族でショッピングモールで買い物をしていた。
ママとパパは肉のコーナーにいた。
弟が、僕より先にお菓子を選んで、ポテチをカートに入れたその時だった。
照明が次々に爆発し、フロアには悲鳴が響く。
そしてーーー
ママと、パパと、弟が。
目の前で、爆発に巻き込まれた。
泣くなんて、出来なかった。そのときの僕には、目の前の出来事が重すぎた。ただ、呆然と突っ立っているだけだった。
「あれ?」
さっきまで寝ていたのかもしれない。起き上がると、そこはショッピングモールの野外にある広場だった。
目も当てられないような傷を負っている人、泣いている人。
色んな人がいた。
「おい」
「おい!!」
突然誰かに呼ばれ、振り替えると、同年代位の男の子がいた。
「良かったな、お前も爆発に巻き込まれちまうところだったぞ」
「君は誰?」
「自己紹介をしてなかったな、俺は岡本玲司。13歳だ。」
「僕は山県陽斗。来月で13歳なんだ。」
「同い年だったのかぁ。てっきり年下だと思ってた」
「ところで、君が助けてくれたの?」
「……まぁ、そうだぞ」
「ありがとう!!玲司君!」
「まぁ、これは貸しってことで。あと、呼び捨てでええよ」
「分かった!玲司は親はいるの?」
「さぁな、知らない。親は今海外だからなって、どうした?陽北斗?」
泣き出してしまった。現実から逃げてはいけないのは分かるけれど。
「うるせえよ、ガキは黙ってろ。」
怖そうなお兄さんがこっちに向かってくる。
「あ、ごめんなさ ?!」
蹴られた。痛かった。でも、涙は止まった。
「おい、そこのデブ」
「あぁ?なんだクソガキ」
「謝れ。陽斗に謝れよ」
「ちょっと言わせてみりゃ調子乗りやがってよぉ、お前、ガキだからってナメてんじゃねえよ」
ゴフッッッ
奴のストレートが、玲司の顔面に炸裂する。
ぇ?次の話がない?いつか書くはずだよ?