プロローグ
うまく投稿できていなかったようです。ゆっくり続きます。
この世界には不思議な力が溢れている。
何千年前、魔法と呼ばれる力と魔界と言う別次元があるこの世界では二つの世界を破滅に導くほどの争いが起こった。
魔界と人界の全面戦争である。
魔王は人を奴隷に、人は魔族を奴隷にし憎しみが憎しみの連鎖を生み、世界は混沌におおわれた。
そんな世界に二人の聖人が生まれた。
かたや魔族として、かたや人として。
二人は手を取り合い、世界を遍く歩き、憎しみの連鎖を収め、そして世界に平和が戻った。
同じだけ傷つきあった世界は、少しずつ歩み寄り、寄りそい、そしてお互いを認めあっていった、しかし数百年かけ世界が癒えるとともに、人々は互いの国を欲するようになった。
色々な小競り合いや戦争が起こり、世界が再度混沌におおわれそうになったとき、世界に闇が生まれた。闇は獣を魔獣に変え、国境など関係なしに襲いかかった。
国同士は再び手を取り合い、魔族の助けも得て脅威に立ち向い、百年かけなんとか落ち着きを取り戻した。
国々は再びそんなことが起こらぬよう、同盟を結び、聖人の子孫に世界の監視を任せることにした。
それから百年、世界は春におおわれている。