三章 魔王さまによる魔法解説『魔法ってなんだろう?』 - 18 - 魔物視点
三章 魔王さまによる魔法解説『魔法ってなんだろう?』 - 18 - 魔物視点
魔王バランが説明を終えると、コメントは賛否両論というよりは、納得したとかしないとかの感想に近いコメントになっている。
「わかった、わかったような気がする、微妙にわからん、今日のところはわかったことにしてやる……まだ説明は続くから、諦めるのはそれからにして。そもそも、魔法自体は古来より知られていたけど、学問として成立したのは最近になってからなんだよね。
物理学や数学といった学問の発達もそれに寄与しているんだ。もちろん一番の理由は何度も言ったけど、魔鉱石から魔力エネルギーを精製できるようになったからなんだけどね。
それじゃ、ここらで視点を変えてみようか。これまではずっと、人間側の知識である魔導書からの流れで話してきたよね。最後に、魔物側からの視点で話しておこうか」
魔王バランが話すとコメントは若干荒れ気味になる。
「はぁ?、リュールちゃん出せ、今来たばっかなのに、スタッフ詐欺、スタッフの陰謀か?、魔王なにしてくれちゃってるの?……まぁ君たち、ひとまず落ち着こう。リュールちゃんは最後までちゃんとここにいるから。
そういう問題じゃない……って言われても、さすがに魔王チャンネルなんだから、そこはさすがに納得してくれ。まぁ、とにかく今までの流れを受けて、魔界サイド……すなわち、魔物から魔法という現象を考えてみよう。
ここで現象と言ったのは、魔界には魔法を研究しようっていう者が一人もいなかったからなんだ。なので、現象部分から推測するしかないんだ。もちろんそれは全て、これまで話してきた魔法学の研究結果を踏まえた上での分析だから、根拠のない話をするわけじゃないよ。って言ったって良くわかんないだろうから、さっそく本題に入るね」
魔王バランが話していると、これまでは自分で探していたフリップを、横からリュールが探して立てかけてくれる。
「さすがリュール、魔王出番なし、魔王イラネ、ナイスですね、いい仕事しやがるぜ、スタッフにしとくにはもったいない……それは思っていても言っちゃだめだよ。ってわけで、今リュールちゃんが準備してくれたフリップは魔物の能力を三つの大分類にわけて仕分けしたものなんだ」
フリップには左、真中、右にそれぞれ大きな枠で区切られており、その中に文字で色々と書かれていた。
魔王バランは、画面左の枠を指し棒を使って指し示す。




