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魔王さまの実況チャンネル ~その時魔王さまは思った。そうだ、配信しよう~  作者: ぢたま
二章 魔王さまによる勇者解説『勇者の真実と闇』
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二章 魔王さまによる勇者解説『勇者の真実と闇』 - 25 - 魔王によるまとめ

二章 魔王さまによる勇者解説『勇者の真実と闇』 - 25 - 魔王によるまとめ


 リュールは一気に最後まで話しきった。

 途中、所々コメントが荒れかけたけど、基本的に視聴者のほぼすべてがしっかりと最後まで話しを聞いていた。

 おそらく、リュールのした証言は誰一人として予想しえなかったものだっただろう。

 今この場で証言しなければ、歴史の闇の中に消えていった話しである。

 それを、魔王バランが無理やり光の中に引きずり出して洗いざらいさらけ出したのだ。

 まったく国家間の利害関係とは無縁の魔王バランが、チャンネル配信をやっていたからこそ出来たことである。


「やるな、さすが魔王、ちょっと見直した、帰りリュール大丈夫か?……それは大丈夫。ちゃんと処理が済んだから、こうして配信できるわけなんだよね。

 実際、君たちやリュールちゃんが見た、勇者の闇って底なしの深淵のほんの入口の部分なんだよね。

 今、勇者オランドに関係したすべてのアイゼランド皇国政府役人は失脚して別の人間に入れ替わっている。

 さらに、イヴセン大公とガレス王は引責退位という形で身を引いて、近々新たな大公と王が誕生することになっているんだ。

 ただ、どうやらどちらも、アイゼランド皇国の血を引いた人間が即位することになるようなので、今回の件で一番徳をしたのはアイゼランド皇国ということになるんだろうね。

 そういうことで、むしろ今回の闇の部分を広めてくれるほど後々の対処がやりやすくなるとアイゼランド皇国政府は判断したんだよ。

 これである程度はわかるでしょ? 闇が如何に深くて底なしなのかって。

 勇者という存在は、どこまでも純粋で真っ直ぐなだけに、一旦飲み込まれてしまうともうそこから抜け出すことができなくなるんだよね。

 今、いいコメントきたね。光は必ず闇を生むって……その通りなんだ。自分自身が生み出す闇を無視し続けていると、自分が闇そのものになっても気づかない。

 前半で見せた勇者の映像覚えているかな? 今話したことの結果が、あの勇者の姿に繋がるんだよね。

 魔王が何言ってんだか……ってコメントありがとう。闇属性の最たるものが俺なんだけどね。でも、俺は自分の中の光をちゃんと意識している。

 闇も光も君たちと同じようにあるのさ。たとえ魔王といえどね。さて、ここらで後半閉めようか?

 ダメ、ええっ、延長しろ、リュールさんどこ?……って、ずっと俺の横に座ってるでしょ。そんじゃ、リュールちゃんにまとめてもらおうかな? 正直、今日の配信どうだった?」


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