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とある迷宮管理者の話  作者: ダンジョンスキー
1/1

一体……此処は何処なんだ?

『…』


『……』


『………』


『……ここは?』


ふと気が付くと何も見えない暗闇の中に自分は居た


自分の姿さえも見えない


そもそも自分が何処の誰なのかさえわからない


唯一わかるのは目の前で光っているこれが、唯一の手掛かりであることくらいだろう


とりあえずのぞき込んでみる


【おはようございます

ここは原初の間です

これを見ているあなたはこの世界で


迷宮管理者


と呼ばれているものです

あなたには沢山の問題を解決しながら

迷宮の管理をして頂きます

まずは画面に触れてください】


何だこれ……?


原初の間がこの暗闇の空間のことなのはわかる


……わかるが……迷宮管理者…?


【して頂きます】と言うことは拒否権は無しか…


まぁ、他に出来ることも無いしとりあえず画面に触れてみよう


【まずはあなたの特性を決めます

以降の質問に答えてください

なお、やり直すことはできませんので

慎重にお答え下さい】


特性…?


下には沢山の質問と、隣にYes/Noがある


どうやらYes/Noに触れて選択していけばいいらしい


とりあえずやるか……


【あなたは人である】


……は?

まぁ、今の状態で人と言い切るのは難しいな…

そもそも自分は人なのか?


【近距離戦闘より遠距離戦闘】


戦闘!?やっぱり戦いとかもあるのか…?

もしそうなら遠距離だな……逃げやすいし…


【質より量】


それはそうだろう


【正々堂々が好き】


確実に勝てるならまだしも

状況がわからないなら無理だな


【雑種よりも純血】


純血の方が良さそうな気もするが

雑種の方が適応力とかは高そうだな



その他いろいろな質問があったがとりあえず答え終わった


【しばらくお待ち下さい】






【あなたの特性が確定されました

回答によって選ばれた肉体を構築

特性にあった地域の原初迷宮へ転送します

意識覚醒後、核による迷宮の構築をしてください

それでは、ご武運を】


……え?


良く分からないうちに意識が段々遠くなる……


もっと……説…明………




『…』


『……』


『………一体何が…』


気が付けば洞窟の中に居た


周りを見渡すとすぐ近くに白く輝く石が浮いていた


『石が…浮いてる?』


石に近づこうとして違和感に気付いた


脚がない……?


いや、どうやら腕もない…とゆうより身体が液状のようになっているらしい……


もしかしなくともこれが構築された自分の体なのだろう…


最初の質問でYesと答えておけばよかったか…?


まぁいい、どうやら這って動く事は可能なようだ


ゆっくりと石に近づいていく


石に触れると画面のようなものが出てきた


【迷宮構築

陣設置


10,000SE】


どうやら迷宮構築を選択すると迷宮の改造、陣設置で召喚陣等を設置出来るらしい


他には特に説明らしいものもない


結局


『一体……此処は何処なんだ?』

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