表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

金平糖の夜

作者: 透過

「お月さま!」


おほしさまだよ。


「お月さまー!」


ひとつぶ、ふたつぶ、

金平糖をこぼして散らした夜空の下。


言っても聞かない重み。

まだ2年分の重み。

少しも思い通りにならない生き物。


私の中にいたことなど信じられない

けれど確かにつながっていた

温かで不思議なにおいのする

まっすぐな、重み。


大人の私の常識などには負けないように。

あなたはどうか、あなたのままで。


この手で守れますように。

いつか自らこぼれ落ち、歩き始める朝までは。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ