金平糖の夜
「お月さま!」
おほしさまだよ。
「お月さまー!」
ひとつぶ、ふたつぶ、
金平糖をこぼして散らした夜空の下。
言っても聞かない重み。
まだ2年分の重み。
少しも思い通りにならない生き物。
私の中にいたことなど信じられない
けれど確かにつながっていた
温かで不思議なにおいのする
まっすぐな、重み。
大人の私の常識などには負けないように。
あなたはどうか、あなたのままで。
この手で守れますように。
いつか自らこぼれ落ち、歩き始める朝までは。
「お月さま!」
おほしさまだよ。
「お月さまー!」
ひとつぶ、ふたつぶ、
金平糖をこぼして散らした夜空の下。
言っても聞かない重み。
まだ2年分の重み。
少しも思い通りにならない生き物。
私の中にいたことなど信じられない
けれど確かにつながっていた
温かで不思議なにおいのする
まっすぐな、重み。
大人の私の常識などには負けないように。
あなたはどうか、あなたのままで。
この手で守れますように。
いつか自らこぼれ落ち、歩き始める朝までは。
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