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目指せ〜夢の果てへ〜  作者: 稲崎 誠
憧れの学校へ
7/30

第6話 スタンドの思い

3回戦の相手は北見北陽に決まった函館大翔稜

先発は背番号10の黒田に決まった

対する北見北陽の先発は北北海道NO.1の呼び声の古谷

またしても強豪同士の戦い

果たしてどうなるのか!?

試合当日の朝。

大柳監督は春の大会優勝する為に数多くの策を練っていた。

練習グランドではスタメンが発表された

1 小柳 8 2年

2 和田 6 1年

3 須田 3 3年

4 城 2 3年

5 佐藤 5 1年

6 中村 7 3年

7 平田 9 1年

8 黒田 1 3年

9 渡部 4 2年

なんと1年生を3人抜擢してきた。

1回戦で好投を見せた輝星を外野の先発で起用してきた。

「早いストレートをまずは狙う。変化球は捨てていい。1点勝負になる。まずは先取点を奪えるようにしていくぞ。」先取点を課題に試合に挑む。


試合前キャプテンが集まり、オーダー表の交換。先攻、後攻の結果先攻が函館大翔稜に決まった。

シートノックを終え、ベンチ前に集まる。

「連日好投手が相手になる。気負けはせず必ず勝つぞ。投手陣はいつでも行ける準備はしておくように。」大柳監督の話が終わった。


「1回の表。函館大翔稜高校の攻撃は1番センター小柳くん。」

応援歌と共にバッターボックスに入る。

昼の青空の下試合が始まる。

ワインドアップからクロス気味のフォーム

初球はインコースにストレートが決まりストライク。

スピードは147を計測した。

2球目外に逃げるスライダーに手が回る。

3球目はアウトコースにストレートもボール

4球目インコースにスライダーが決まり三振に。

小柳はすかさずベンチに戻り

ストレートと変化球の情報を与えた。


2番和田も三振に。3番須田は146キロのストレートをとらえるもファーストゴロに。

三者凡退に終わった。


一方函館大翔稜の黒田は内野ゴロ3つに抑え1回はお互い0で終わった。


2回の表バッターは4番城へ

北見北陽ベンチも1番気をつけたいバッターに名前を挙げていた。

1回戦は2ホーマーと大暴れ。

しかし、この打席は3ボール1ストライクからフォアボールを選んだ。

5番佐藤は3球目を捉えたが6-4-3のダブルプレーに終わった。


黒田の力投は続く。

黒田は思った。「背番号1だけがエースではない。スタンドにいるみんなも一緒に戦ってる。俺は元でも1を背負った。なんとしてもみんなの思いを胸に勝ち上がる。そして、抑える。」と自分に言い聞かせるよう試合に挑んでいた。


お互い投手陣の力投で点は譲らず5回を終了。

黒田はヒットを許すものの粘り強い投球で、古谷は渡部にヒットを許して以来の1本のみ。三振も15のうち9が三振と三振の山を築く。


6回表函館大翔稜の攻撃は1番小柳からの好打順。

攻撃前円陣が組まれた。

「狙い球は各自に任せる。泥臭くてもいい。とにかく塁に出よう。」大柳監督は円陣でそう話した。


1番小柳は1ボール1ストライクからセーフティーバンドを試みた。三塁線に転がる

北見北陽のピッチャー古谷がさばくが間に合わず。

0アウトからのランナーが生まれた。

チーム安打も2本目に。


2番和田が打席に入る。

サインは強行策。

初球アウトコースのスライダーに手を出すも空振り。

2球目。1塁ランナー小柳はスタートを切った。

インコースのストレート見逃しボール

キャッチャーはセカンドに送球。

「セーフ!」盗塁成功だ。


「下級生がチームを引っ張る。スタンドの思いも背負ってる。」チームは一丸となりかけている。





北見北陽戦。相手ピッチャーは北北海道トップクラスの古谷。

打線は5回まで0-0の接戦。

6回先頭の小柳が塁に出て盗塁を仕掛けて成功。

この試合初のチャンスが巡ってきた。

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