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目指せ〜夢の果てへ〜  作者: 稲崎 誠
憧れの学校へ
24/30

第23話 決戦前夜

いよいよ夏の北海道大会決勝。

夏の甲子園初出場初優勝をした5年ぶりの甲子園まであと1つとなった。

準決勝第2試合は苫小牧日大vs札幌福祉大

試合は序盤両校の打線が繋がり2-2と試合がなる

中盤以降、苫小牧日大は5回途中からエース橘を投入。札幌福祉大打線を翻弄させた。

苫小牧日大打線は7回に犠牲フライで得点を奪い

3-2で春夏連続で決勝進出を決めた。


試合後、函館大翔稜の選手たちは近くの銭湯でゆっくりと疲れを取った。

その頃監督室では首脳陣が集まっていた。

「いよいよですね。5年ぶりの決勝。ここまで準決勝止まりでしたから。」篠原部長が話を切り出した。

「ここまで3投手が中心に寺尾も投げてきました。エース不在の中、平田が好投してくれたのは大きかった。しかし、明日は3年生にとってラストの北海道大会。先発は迷いどころなのでわ」遠藤コーチは大柳監督に問いかけた。

「ここまで絶対的エースがいない中投手陣が引っ張ってきてくれた。打線の組み替えも頭に入れなければいけない中、各選手たちが一生懸命頑張ってくれた。これは新チーム成り立ての頃に比べると断然に成長した証。特に3年生は個々の引っ張る姿勢が出てきました。明日は必ず勝ちに行きます。」と述べた。


夜のミーティング。

「ここまで来れたのは奇跡でもない。実力だ。

好投手相手に散々にされているが、夏の大会は勝ちが全て。明日の苫小牧日大は強豪だ。エース橘、原田の2枚どちらで来るかは想像は出来ない。どちらにせよ、攻略はある。9イニング目まで諦めないで挑戦者の気持ちで挑もう!」と大柳監督は選手たちに声をかけた。

また、「明日の先発だが、黒田。お前で行く。1イニングでも多く投げる事を頭に入れて投げてくれ。他の投手陣はいつでも行けるように準備をしておくように。また、大楽!お前も投げる準備をしておけ。場合によっては1人あるいは1イニング試し投げいくぞ!」会場は騒然たした。

しかし、夏の甲子園に行ければエースが戻ってくる事は目に見えている。

実戦から遠ざかっている中、少し実践感覚を取り戻そうという考えなのだ。


ミーティング後選手たちは素振りなどし調整した。

また、バッテリーは城の部屋で最終打ち合わせを行っていた。

「明日頭から全力で投げ込んでこいよ。」城は黒田に声をかけた。


決戦当日。

朝9:00にグランドを借り、バッティング練習を中心に調整。

11:30決戦の札幌球場に到着。

13:00開始の試合に向けて両軍準備を行なう。

12:30頃、両校の生徒がスタンド入りした。

シートノックを開始し、まず、後攻の函館大翔稜がグランドに散る。

「お待たせいたしました。本日の北海道大会決勝戦・・・」

スタンドからは大声援が飛び交う。

スタメンは以下の通りだ。

1 和田 三 6 1年

2 城 捕 2 3年

3 小柳 中 8 2年

4 寺尾 左 7 3年

5 須田 一 5 3年

6 秋山 右 9 2年

7 宮迫 遊 16 3年

8 黒田 投 10 3年

9 渡部 二 4 2年

駒澤を外し、スタメンに3年宮迫を起用した大柳監督。

守備には定評があり、打撃面でも存在感を出していきたいところだ。

一方苫小牧日大は

1 福田 三 5 3年

2 大澤 中 8 3年

3 山田健 捕 2 3年

4 山田大 左 7 3年

5 田山 一 3 2年

6 山崎 遊 6 2年

7 久本 右 17 3年

8 橘 投 1 3年

9 西野 二 4 3年

初戦から変わらないオーダーだ。

しかし、3番4番の山田コンビはパワーがあり各2本ずつホームランを放っている。

グランドには水が撒かれた。

試合開始までまもなくだ。

緊迫な状況と独特な空気が試合前の球場を包む。

両軍スタメンを発表。

苫小牧日大はエース橘を先発起用。

函館大翔稜はスタメンを少し変えてきた。

泣いても笑っても夏の北海道大会ラストの1戦。

勝つのは果たしてどっちなのか

まもなく試合開始になる

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