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目指せ〜夢の果てへ〜  作者: 稲崎 誠
憧れの学校へ
18/30

第17話 本気の翔稜

1点ビハインドの3回表。

1アウトから1年和田のヒットと盗塁で得点圏の2塁まで進めた。

打席には函館大翔稜不動の打者、2番の3年生期待のかかるキャプテン城

ここで同点に持ち込むことが出来るのか!?

3回表、1点ビハインドの1アウト2塁。

バッターはキャプテンであり不動のバッター3年の城。

1打同点のチャンス。ここまで数々の場面で打撃に立ち、大柳監督からの信頼も大きい打者だ。

札幌大第一のピッチャー横手はフォークで2ストライク目を取った。

スライダーも頭に入れながらの4球目。

城はインコースに食い込んでくるスライダーをとらえた。

打球は強いゴロでレフト前に飛んでゆく。

2塁ランナー和田は3塁を蹴る

レフトの大関は捕球体制からすぐホームに返球した。

キャッチャーとランナー和田との勝負に。

送球はストライク返球でキャッチャーミットに吸い込まれた。

ランナー和田もスライディングをする。

判定は「アウトー!」札幌大第一の守備に阻まれた。

続く3番小柳に打席が回る。

一、二塁間に強い打球を放つもセカンドのファインプレーに阻まれた。


3回裏。札幌大第一打線は1アウトから2連打を放つ。

1アウト1.2塁から続くバッターに二遊間に強い打球が飛ぶ。

今度は函館大翔稜のセカンド渡部がみせた。

二塁ベース横でスライディングキャッチしすかさず二塁へ送球和田はすぐ1塁に送球し4-6-3のダブルプレーに取った。


4回表、4番寺尾はフェンス手前まで飛ばすもレフトフライ、5番須田はショートゴロ、6番佐藤は三振に倒れた。


4回裏、橋本は変化球をうまく使い簡単に1番、2番をしっかり抑え2つのアウトをとる。

3番高谷との対決。

初球のカットボール、2球目の大きく曲がるスライダーを振らせ、3球目インコース低めにストレートを決め、3球三振に打ち取った。

思わず橋本も雄叫びをあげた。


5回表。7番3年中村がセンター返しのヒットを放つ。

8番渡部は送りバントを初球で決めてこの試合2度目の得点圏に。

9番橋本に打席が回る。

ブルペンでは3年黒田と1年平田がスタンバイしている。

大柳監督は代打を送るか、続投させるか迷った末、続投を決断。

橋本の打席はショートゴロに倒れ、2アウト2塁となる。

1番和田へ。先程はレフトへのいいあたりのヒットがある。今回も右打席に入る。

初球アウトコース低めの球を見逃す。

2球目大柳監督から出されたサインはセーフティーバンドだ。

横手が投げる。この時2塁ランナーの中村は3塁にスタートを切った。3塁方向が空いた間に和田は三塁線にバントをする。打球はうまく死んだ。

ピッチャー横手がマウンドから降りてボールを処理し、1塁に送球。

和田は気迫のヘッドスライディングをする

判定は「セーフ!」

2塁ランナーの中村はスタートを切っていた為ホームに突っ込む。

ファーストからホームに送球される。

中村はキャッチャーのタッチを交わすようにスライディングをする。

キャッチャーはファーストからの送球を受け取りタッチにいく。

判定は「アウトー!」またしても強行策が失敗に。

1点が遠いい。


5回裏、4番大関と橋本の対決に。

初球少し甘く入ってきたストレートを見逃さなかった。

振り抜いた打球はライトスタンドへ。

追加点は札幌大第一に入った。

コントロールミスだ。

ここで函館大翔稜ベンチが動く。

「ピッチャー橋本くんに変わりまして黒田くん。」

「ごめん。」1言を発し橋本はマウンドを降りた。

「きつい展開でマウンドに上げらせてごめんな。もう後半勝負。この最小失点で食い止めよう。」城は黒田に声をかけた。

ベンチでは降板してくる橋本に

「お前の力投はあいつらにも届いている。しかし、流れを呼び寄せたかった。最小失点に食い止めたかったのが事実。」と大柳監督が話した。


黒田はその後5回から8回まで投げた。

特に5回から7回までは完全に抑える投球。

8回は2アウト1.2塁のピンチを迎えるも最後は三振に打ち取った。


試合は9回表に。以前0-2とビハインドの展開だ。

「ここで終わらせない。勝つ気持ちは捨ててはいけない。絶対勝って次に進めるぞ!」城はチームの士気を上げた。

「9回の表。函館大翔稜高校の攻撃は9番黒田くんに変わりまして、バッター宮迫くん。」

3年の宮迫が打席に向かう。

札幌大第一の横手は8回12奪三振と快投を続ける。

「ここで本気を見せなきゃベンチ入りをした意味もない。必ず塁に出る!」強い思いを胸に打席に入る。

初球、2球目と見送り、3球目。

インコースに抜けた変化球がくる。

球は体に当たり、デットボールで出塁する。

0アウトからの貴重なランナーだ。

1番和田に打席が回る。和田は左打席に入った。

ここで函館大翔稜ベンチがまた動く。

「1塁ランナー宮迫くんに変わりまして久保くん。」

俊足の久保が代走で起用させる。

初球だった。低めの変化球を見逃した和田。

久保はスチールを切り2塁への盗塁を決めた。

0アウト2塁。和田は守備位置を確認する。

2球目、またしても久保が盗塁へ。

緩い変化球を見逃すもキャッチャーは投げられない。

一気に0アウト3塁のチャンスに。

1ストライク1ボールからの3球目。

和田はセーフティーバンドを試みた。

三塁線に打球が転がる。

和田は必死に1塁へ走る。

ピッチャーとサードが声を掛け合い、サードが打球を処理、一塁へ送球。

和田は気迫のヘッドスライディングをまたみせる。

「セーーーーーフ!」間一髪セーフで1点を返した。

球場のボルテージが上がる。

2番城へ。珍しく今日はいいところなしだ。

城の真相は初球狙い。

その初球、ストレートを振り抜いた。

打球は右中間へ。長打コースだ。

和田は2塁、3塁とベースを蹴る。

中継のボールはライトからセカンドに渡るそして、ホームへ送球。

和田の足vsセカンドの肩の対決に。

結果は和田の足が間一髪で勝利。

土壇場で同点に追いついた。

後続は打ち取られ、同点で終わった。


9回裏。「函館大翔稜代走の久保くんに変わりましてピッチャー平田くん。」1年の輝星が緊迫したこの場面でマウンドに。

「連投で大変だがとりあえずいつも通り。狙うは3連続三振。」城は声をかけた。

しかしこの1年生はやって遂げた。

3つともにストレートで三振を奪ったのだ。

13球中13球全てストレートを放った。


9回で決着がつかなかった為、延長戦へ。

10回。先頭の中村がヒットで出塁。

代走秋山が送られる。

バッターは9回に好リリーフをみせた平田。

初球空振り、2球目ボールからの3球目だった。

インコースに食い込んでくるスライダーを叩いた。

高高く打球が上がる。

ライトはフェンスまでたどり着き、上を見上げる。

平田が投の次は打で見せつけた。

勝ち越し2ランだ。高校初のホームランをここで見せつけた。

ダイヤモンドを1周回り2点を追加した。

後続は2アウト2塁のチャンスを作るも2点止まりだった。

延長10回裏。平田が続投。

先頭からヒット2本でピンチを招く。

ここからクリーンナップの登場だ。

まずは3番高谷。ここで初めて変化球をみせる。

スライダーとストレートを軸に立て直す。

1ボール2ストライクからの4球目

インコース低めにノビるストレートが決まり見逃し三振に。高谷は悔しがった。

4番大関に打席が回る。

初球インコースのストレートを叩いた。

強い打球がセカンドに飛ぶ。

しかし、正面に飛んで4-6-3のダブルプレーに。

試合が終わった。

延長10回4-2で函館大翔稜が準々決勝にコマを進めた。


新聞の見出しには「函館大翔稜怪物1年現る!」

「春から快投!バケモノ平田投打で活躍」

など1年平田輝星についての記事が多く掲載された。


大柳監督は「元から才能はある。しかし、1年で潰すわけにはいかない。今後起用法など考えなくてはならない。今回の試合は素晴らしかった。」と静かながら讃えた。


準々決勝は中1日で樽尚学院に。

春の大会では打撃が奮闘しコールド勝ちを収めてる相手だ。

油断はできない夏の大会。

勝ってベスト4に進むことができるのか



9回に追いつき、延長10回に1年平田が勝ち越し2ランを放ち逆転勝利を収めた。

次の準々決勝は中1日で小樽の樽尚学院。

春の大会ではコールド勝ちを収めた相手だが

夏の大会は油断は大敵だ。

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