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沈没船ジョークを使って

 今にも沈みそうな豪華な客船。早く離れないと巻き込まれて船と共に沈んでしまいます。救命ボートの数が足りず、何とかして人々に海に飛び込んでもらいたい船長さんはなんと言えばいいのか。


 地球にはそんな感じで始まるお国柄ジョークがありますね。


・名誉や名声が大好きなアメリカ人には、

「今飛び込めばあなたはヒーローです!」


・お酒大好きなロシア人には

「あっちの方においしそうなウォッカの瓶が流れてましたよ」


・イギリス人には

「紳士たるもの、こういうときは飛び込むものですよ」


・イタリア人には「美女が泳いでいますよ」


・規律に厳しいドイツ人には「規則ですので飛び込んでください」


・協調性を重んじる日本人には「皆さん飛び込んでますよ」


・韓国人には「日本人はもう飛び込みましたよ」


・中国人には「おいしい魚がいっぱい取り放題ですよ!」


などなど。


ネタでプロ野球の阪神タイガースのファンの人には

「さっき、阪神が優勝したってききました」なんていうオマケがあったり、

北朝鮮の人には「亡命のチャンスですよ」などという可哀想なネタが追加されていたり、テンプレ的なものとして楽しまれています。


 もにゅたちがいる星にも種族や民族、国民性の違いというのがあって、性格を説明するのには先のジョークを利用すると楽になります。


・東方の城塞都市シュエの人は家族(一族)を大切にするので、

「あなたが飛び降りないと、あなたの大切な家族が助かりませんよ」


・東南の国々の人々は責任などを負わされるのが嫌いなので

「飛び降りないとあとで他の人に賠償をもとめられるかもしれません」


・砂漠の民はまだるっこしいのが嫌いなので素直に

「救命ボートが足りないから飛び降りてほしい」と頼むのが一番です。


・森の中の国エリューシュアの人々は誰かを助けるということに心を動かされるので

「あなたが飛び込めば、それだけ誰かを助けられます」


・山の中の盆地の国エルシアの人は、


 南方面は損得を気にする人が多いので

「船と一緒に沈んだら大事な財産が全て失われます」


 東方面は情に訴えるのが効果的ですので

「ここで飛び込んでくれないと私は死んでしまいます」とか、アメリカ人にやったように名誉を得られるという煽りも効果的です。


 北方面は平穏を大切にするので、

「早くしないと沈んでしまいます。あとのことは飛び込んでからでいいじゃないですか。」


・北方ムィルースィの人は寡黙な人が多いので、他の人々が飛び込み始めたところへ連れて行き、

「飛び込んでください」と言って指し示す。


・西方ツァーレンの人は上下関係を重視しますから

「私は船長であり船内では私の命令が最優先される。今すぐ飛び降りなさい。」

と立場を強調して命令すると言う事を聞くと思われています。


・南方のエルフたちは確実な事を好むので、

「飛び込まないと船と共に沈んで確実に助からないです」


・両性族は泳ぎが得意ですが海は慣れない人がほとんどです。

「海は川と流れが違いますから、飛び込むなら早くしたほうがいいですよ」


・海のエルフは、自分たちの船より大きな船が沈みはじめたらさっさと離れます。ですが、「船が沈むから逃げてください」というような声はかけておかないと責任を問おうとするひとが出ます。






 もにゅたちには何も言わなくても大丈夫です。周りの様子から判断して飛び込むか、そのまま平然と船に居ます。沈んでも平気なのですから。

(・ω・)ほにゅは、早くおふとんにはいりたいよね?と言われたら、さっと飛び込んで泳いでいく気が起きそうです。にゅ。

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