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たまには かがみもちでも いいぉ

 ほにゅはお友達のミカンちゃんと一緒にミカンちゃんの飼い主の家でゆっくりしていました。台所のテーブルに二つ、小さなクッションが並んで、その上で一緒におしゃべりしたり、飼い主さんが映像番組を楽しんでいるのを横で見ていたりしました。


 飼い主さんが席を離れたとき、ミカンちゃんとほにゅは、コンロにかかっているお鍋が気になりました。いいにおいがしますが、透明でないふたが乗っていて、何を作っているのか見えません。ふたを開けて中を見ようかとも思いましたが、波動生物二体では、ちょっと失敗したらお鍋の中に飛び込んでしまうかもしれません。だから諦めて何もしないことにしました。




 ミカンちゃんは名前の通りミカンの淡くなったような色をしていて、ちょっと大き目なほにゅの上に乗ると、日本の鏡餅のようです。ミカンちゃんの飼い主さんはニホンという国に興味を持っているので、ミカンちゃんはほにゅの上にのっかって、飼い主が戻ってくるのを待ちました。


 戻ってきた飼い主さんは、ミカンちゃんの様子を不思議がって、ほにゅとミカンちゃんに何をしているのかと尋ねました。それで鏡餅に興味がわいた飼い主さんは、東方のお餅と適当な柑橘を買い、それと飾りになりそうな葉っぱを摘んできました。




 一緒に飾り付けをしたほにゅとミカンちゃんと飼い主さんは、出来上がった鏡餅を飾り棚の上に置くと、あったかいお鍋の煮込み料理を食べました。


「アーシェの元日は変な日にあるのねえ。どうしてその日なのかしら?」


「わかんない。でも、寒い日にみんなであったかいもの食べると楽しいし、いいんじゃないかな。」


「そうねえ、どんな決め方でも、大事な日ですもの、みんなで楽しく過ごしたいわね。」

(・ω・)さむいから あったかいもの たべてね!

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