もにゅの体色
もにゅたちは基本的に薄い体色をしています。基本は白で、だいたい十年くらいのあいだに、育つにつれて様々な色がつくことがあります。
茶系や青灰系、桃色系などの単色のことが多いですが、豹柄などの動物の体表の模様になったり、水玉や迷彩柄のような模様がつくこともあります。
茶や抹茶系統の色は森の中や人間の耕作地などに暮らすものです。青灰や水色は川辺に住んでいるか、空を飛ぶ時間が長いもの。
個体差で寒い地方の猟師と暮らしている個体は白に近い薄い灰色で、体毛も白くて長かったそうです。都会で、日本のゴシックロリータファッションのような、昔の貴族をイメージしたような服装をしている女性歌手とともに行動していた個体は、歌手の衣装に合うように真っ黒に近いつややかな色だったそうです。
地方の屋根瓦の色に合わせてレンガ色や紅色、藍色の群れが居たり、深い青や青緑色の個体が海をぷかぷか漂っていて漁師の網にかかることもあります。
もにゅ自身である程度好きに変えられるため、一時はショップで原色に近い赤やピンクや黄色などの客の目を引きそうな目立つ色にして売るという方法が流行ったことがありました。
しかし、派手な色合戦の結果もにゅたちが疲弊したり、お客さんの趣味や飼うときの部屋のインテリアに合わなくて双方のストレスになったために、数年後に禁止されました。
それ以降は色が変わっていく前の少しくすんだ白い色のままで売られています。時間がたつと、白いままの個体はその白がだんだん漂白されたようにすっきりとした白になります。




