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様々な呼び方 種族名から個体名まで

 波動生物には様々な呼び方があります。この「波動生物」というのが学名のようなもので、波動生物類波動生物科波動生物族のもにゅ種もにゅというのが正式名称です。なお、波動生物族にはもにゅ種しかありません。(注)


 もにゅというのは最初にエルフ(長耳族)から個体を買い取って商売を始めた人が便宜上つけたあだ名が元になっています。もにゅとかもきゅとか呼んでいたものがそのまま名前になりました。


 最初に上陸した西南地域の港の近くでは「もにゅ」「もきゅ」、そこから内陸に入ったアメリア周辺では「波動生物」、さらに大陸の奥へ行った森の国々では「にゅー」と呼ぶことが多いです。

 別に伝わった東方の地域には、何度か紹介している新年のお供えの餅にちなんで「ピェイリェン(餅・円)」だとか「ピェイハウ(餅・白)」、「ピェイルー(餅のような)」などの呼び名があります。伝わった数が少なく、なおかつ地域がばらばらなので呼び名も地域でそれぞれに生まれたのです。




 呼び名と同じように、個体名にも「にゅ」や「きゅ」のような、鳴き声の音を使った名前がよくつけられていました。しかし、今の時代に単純に「にゅー」とか「きゅーちゃん」などとつけると、あまりによそと被ってしまうので、人間や他の動物につけるような名前をつけるようになってきました。

 もにゅは名前のこだわりなどは見せない生き物のようです。でも、あまりガとかゴとかダとか、地球のロボットにありそうな名前の音は、どちらかといえばやめてほしいそうです。理由は分かりませんが、それしか要望がないのですし、呼ばれるもにゅが納得する名前をつけてあげられるとよいですね。







注:

 地球上ほど緻密な研究結果がないのもあり、生物の分類は系統立てられていないところばかりでかなりゆるいです。微生物などにいたってはごく一部しか分類がなされていません。


 分類は、一番上から類、科、族、種、となっていて、分類方法も違います。地球で使われている分類のうちの門にあたる階層がなく、その上の界にあたる分類(動物、植物、海藻類、そのほか)の下に類があり、地球上の綱にあたります。

 ほかに、動植物のなかには、あちらでは別の種が地球ではひとつの種だったり、逆に同じ種があちらでは別のものとして2種類以上に分類されているかもしれません。


例:

 動物界(脊索動物門)哺乳綱サル目ヒト科ヒト属ホモサピエンス(現代人ですね)があちらに行くと、

(動物界)動物類哺乳科人間族人間種ホモサピエンスになります。この「人間種」の下に、標準種や長耳族、~眼の民や地球上のモンゴロイド、コーカソイドなどの分類があります。

 分類方法の違いで、サルの仲間はサル族になります。仮に、進化系統を汲んで分類を書き換えるとしたら、新たな族をつくり、必要に応じて種の分け方も変わると思われます。

(・ω・)ノシ

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