表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕と旅と旅人の書いた旅人

作者: 桂夕貴



旅をしながら本を書こう。



しっているかい?

君は君の人生という

短いストーリー、そう、小説だ。

その中の主人公。でも、

僕という主人公から見れば

君は脇役。あ、でも

僕の親友とか、たくさん関わるなら

せいぜいサブキャラってとこか。

無論、逆もアリだ。


僕はその、僕の話を面白くするために

旅をしている….



そんな小説を書いてみた。

旅人….なんて自由で、孤独で、

楽しくて、さびしい。


僕が作り出した彼は旅をしている。


彼は僕に動かされてる。


そうとも知らずに、

自分の旅を本にしている。

その旅人は、僕と同じで

別の旅人を書いている。


それは憧れ。

それは逃げ。


僕が僕から逃げるための。


ぼくのつまらない人生という小説を

憧れでごまかして、逃げるんだ。


彼は本を書いている。


彼は僕に書かされている。


僕は本を書いている。


僕は僕に書かされている。


そしてそれは僕という物語。







†奥付†

これはメルマガにもHPにも

載せた作品です。


自分って、知らない内に

いろいろな時間を過ごしている。

その動作や感情を逐一書いていったなら、

本にしたら。


その本は自分の体より大きくなってしまう。


それをこの地球の生き物全て分作ると。


無理ですね。



だから生き物は凄い。


時を閉じ込める器と共に朽ち果てて


最初から無かったかのように横たわる。



だから今という時は宝物なんです。



2007/2/6

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ