表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
答えはありますか?  作者: 抹茶と苺とロールキャベツ
第1章~私の罪編~
41/55

40話:夜、ソラとの話(アル視点)


    アルはソラが出て行った後姿見つめていた。


        

     

       何処か儚げな俺の弟。 




   幼い頃は大人っぽい弟を、少しライバル視していた。


  

     しかし、大きくなるにつれて気づく。



  ソラは俺を、いや物事を一歩後ろに下がって見ていると。




    ソラが1人で旅に出たいと言ったのは正直驚いた。



       ソラはこの町で静かに過ごし

      生涯を終える様な気がしていたから。


   

    でも、歌いながら世界を見たいとソラが言った時

        ソラにとても似合うと思った。




        掴みどころのない俺の弟。


    空のように、色々な場所に行き漂うのが似合う。



      ただ、流れるままに、気の向くままに。



         でもそれは、とても孤独だ。


   


     

   12歳なんて、俺はまだレオや学校の友達と遊んだりしていた。


      友達や家族がいない、一人の空気は少し嫌だった。




          その一方、ソラは孤独を好む。


        いや、わざと1人になっている気がする。




         俺は、ソラに誰か一緒に連れていったり


      生涯を共にする人を作らないのかと尋ねたかった。



   

          しかし、月光を逆光に浴び

   暗く見えないはずのソラの目が、聞くなと言っている様に見えた。  



         

          もう、答えは決まっているからと。




             ベッドに寝転び、


        窓からこちらを見ている三日月を見返す。



          雲一つない、静かな明るい夜だ。


      

        胸いっぱいに夜の空気を吸い込み、

 



             目を閉じて



      

              俺は願う。 



         


          いつか、ソラが心から気を許せる

     

           そんな人と出会える事を。       





            俺の何処か儚げな弟。




             大切な俺の家族。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ