マウント•マウス
電子的なマウスと動物のマウス。
二匹はずっと見つめ合っている。
動物マウス「やぁ、君は何してるの?」
電子マウス「......」
呼びかけても返事が返ってこない電子マウスに、
何回も声をかける動物マウス。
ずっと何も言い返さないマウスに、痺れを切らしたか?
永遠と相手ができないであろうことを言いふらし、自分ができることをマウントとるように発言しまくった。
しかし、返事は返ってこなかった。
そうやりとりしてるうちに、空から大きな手が降りてくると電子マウスを覆った。
そして、たちまち振り回された。
動物マウス「おいっ!大丈夫か?」
電子マウス「.....」
しかし、返事が返ってこない。
ふと、何かしらの画面を発見した動物マウス。
それを見つめると彼は理解した。
振り回されれるたびに何かしらの矢印が動くことを.....。
動物マウスは思った。
自分にできないことは、何かの力を借りることが必要だということ。
そして、無駄なプライドは、かっこ悪いことを.....。