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FIRST WEDDING 1

ウンジョンと婚約して約2年ーー。




あと3ヶ月でようやく【婚約者】から【配偶者】へとなる予定だ。




結婚式はウンジョンが生まれた6月中旬。


色々と話し合った結果韓国の伝統結婚式を挙げることにした。




実を言うといつも世話になっている雑誌編集長のパク・グァンスから『式代を半分払うから伝統結婚式を取材させてくれ』と言われていたのだ。






宮内府の女官という立場であるウンジョンなら伝統的な結婚式の作法にも精通しているだろうという魂胆なのだろうが……。






俺個人としてはウンジョンの願いを叶える形であればどんな結婚式であっても異論はなかった。


まぁ。


結婚式ってもんは男はただの付属品でしかないし、彼女が華やかなドレスが着たいと言うならそれで構わないし、韓服がいいと言うならそれでも構わないと思っていた。


もちろん式を挙げないというならそれでも全然構わなかった。




パクさんから話を持ちかけられた時、パクさんも『無理強いはしない。二人の……特にウンジョンさんの意見を尊重するように』と言われていた。




ウンジョンは数日間悩んだ末にパクさんの話に乗っかることを選んだ。




「ホントにそれでいいのか?ムリに伝統的な結婚式を選ばなくてもいいんだぞ?」


そうウンジョンに確認したがウンジョンは笑いながら言った。


「ムリなんかじゃないの。どっちのジェホンさんを見たいか考えて出した答えなの。」


「どっちの……俺?」


「そう。タキシードと韓服と。色々と考えたのよ。初めて出逢った時の黒服もよく似合っていたし、タキシードもカッコいいだろうなぁ~って思ったの。でも……。ジェホンさん、宮中行事の時、たいてい影からの警護だったりカメラマンだったりするでしょ?あんまり韓服姿のジェホンさんって見たことないから……。だから伝統的な結婚式を選んだの。」


「女ってウエディングドレスとか着たいものじゃないのか?」


「着たいか、着たくないかで言えばやっぱり着てみたいとは思うけど……。でも、ウエディングドレスだけだったら写真だけ残せばいいと思って。」




宮中行事で韓服姿のウンジョンは何度も見てきた。


とは言っても婚礼の礼服ではないし、礼服のウンジョンの見てみたいとも思う。




だが……ウエディングドレス姿のウンジョンを見てみたいかったとも思うし、何よりもウンジョンの両親がウエディングドレス姿のウンジョンを見たかったのではないかとなんとなく思っていた。

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