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「いくぜ! モンスターども!」
ライズ国王「ふははははっ! 全国民よ! 見よ! この華麗にして圧倒的な戦闘の配信を! これがあの魔王ですら一撃で倒したランダルの実力である! その勇姿を今から配信する! ……??? はて??」
俺は決して目に見えるはずのない剣戟で、全ての雑魚モンスターをあっという間に斬り刻んでいく。
「なななななななー、これが勇者さまの強さかー」
「なんと?!」
「魔王を倒すはずじゃー」
「「おお、勇者様ーーー!!」」
いつの間にか、ライズ国王以外のコメントまで配信用webカメラを伝って、右眼の端に書き込まれていく。
「フフン。相変わらずだな……ランダルは……戦場での姿は、見たことはないが、魔王戦争をたった一人で勝利へと導いた実力は本物なんだ」
俺はスザンヌの言葉に頷き。剣を正中線に構える。
ライズ国王「誤……誤算だ! これでは、配信どころではないぞ! あっという間ではないか! 敵が弱すぎるのだ! いや、ランダルが強過ぎるのだ! いや、待て……これは?! パッ! パズったああああーーー!! そうだ! これでいいのだ! ……勇者ランダルよ。その調子で戦いながら配信を続けるのだ!! そして、是が非でも……全国民にその勇姿で安堵の溜息を吐かすのだーーー!!」
ライズ国王の新たな書き込みで、同接が10000人アップだ!