熱波師
ルーサ「そう、我々の希望の1つが熱波師なのです」
ミーヤ「熱波師って、またの名をアウフギザーとも呼ばれ、日本ではまだ数百人だが、熱した石に水をかけて、高温の水蒸気を発生させ、大きなタオルで熱波を送る、または、うちわを使う場合や、中にはその両方を使う強者もいると言う、あの熱波師ですか!」
「。。。」
「。。。」
「ミーヤ、まだ体調が悪そうだから、少し寝た方がいい」
「しゃべりすぎたのは、すみません。違いましたか」
「もちろん違うよ。ミーヤが言ったことの少しも分からん。だいたいサウナとは」
「ペラペラ」
「この世界にサウナというものは必要ないよ。熱波師というのは、簡単に言うと熱波と戦っている者達だ」
「ふむ」
「その戦いからは千差万別。ただ祈る者から、熱波の中心に飛びこんで行く者まで。命知らずな連中でもある」
「すごい」
「後でここにも1人熱波師が来るだろうから、話を聞いてみるといい。今は熱に少し浮かされているようだから寝ろ」
急にSっけを出してきたルーサに戸惑いつつ、ミーヤの意識は再び遠のいて行った。。
(美弥)
(あ、お母さん)
実家に住んでるお母さんだ。
(今年の夏は特に暑いから気をつけるんだよ)
(うん、ちょっともう手遅れかもだけど)
(今年はいい人でも見つけて)
(うん。。。)
(帰ってきなさい、熱波世界から)
(うん。。。えっ)
目が覚めた。
夜になったようだ。
「君が新人のミヤかい」
急に声を掛けられた。
でもどこにいるのか分からない。
「どこ」
「ごめんごめん、うちら熱波師は、いくら紫外線を遮ろうとしても、とっても日に焼けてしまうんだ」
「熱波師」
「そう、おれは熱波師のタニセウ。よろしくね」
変わった名前!




