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乗組員の選抜

 大和には、2500人を超す乗組員が乗艦していたが、帝国海軍が乗組員をくじ引きや何かで適当に決めていたと言う訳では無い。大和の乗組員にふさわしい能力を兼ね備えているのか否かと言う事を見極めた上においてきちんと選抜されたメンバーのみで大和は構成されていた。

 大和は連合艦隊の艦船の中でも、中心となる艦船として、後に連合艦隊の旗艦となるが、大和には精鋭が多く集められた事は言うまでもない事である。

 大和は当時の最新技術の塊であり、当然知識が無ければ扱う事は出来ない。それだけではなく、将校から一兵卒に至るまで、統一された意志の疎通が出来なければ、100%以上のパフォーマンスは出来ない。大和の乗組員は艦長をはじめ何度か交代する事もあったが、大和が存在していたのは約3年数ヵ月と言う短期間であった為、大量の人事異動は無かったと見られる。

 米国や英国との戦闘において、死傷者が出た事もあり、その度に日本本土から大和へ補充兵が来る事もあったが、まず補充兵には大和操艦の為の心得が伝えられた。そして、広い大和艦内の配置を全て案内させ、暗記させ自分の業務を覚えた。

 いずれにしても、短期間で覚えるのは少々ハードなものであったかもしれない。全長263メートルもある巨大な戦艦の中をくまなく覚えるのは、容易な事ではないのは確かだ。何せ世界最大の大和に乗り組めるのであるから、これほど名誉な事は無い。しかも、大和の飯は帝国海軍でも指折りの豪華な飯が出たとされ、流石は大和と言う所である。大和に乗る事は(ほまれ)だったのである。

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