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大和物語~ザ・ビゲスト・バトルシップ~  作者: 佐久間五十六


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「靖国神社で食おう」

 「靖国神社で会おう」と言うフレーズはよく聞くが、「靖国神社で食おう」と言うフレーズは珍しい。この時代は令和の飽食の時代とは異なり、餓死者が当たり前に出る時代であった。

 「靖国で…。」と言うフレーズは、擁するに死んであの世でゆっくりしようと言う意味のものであり、これら二つのフレーズに明確な違いはない。どちらのフレーズも、この戦争の時代を端的に分かりやすく伝えるものであり、令和を生きる現代人には、分かり得ない感覚であるのかもしれない。

 靖国神社と言えば、幕末から昭和までに国内外の全ての戦争で亡くなった兵士の御霊を祀る場所であり、御英霊が多数存在する場所であり、日本にはこの様な国立慰安所はなく、神社仏閣はあっても、大規模特定多数の人間を奉る場所は無い。千鳥ヶ淵等の墓地はあるが、日本国民の統一見解として思い浮かべる場所は靖国神社しかない。

 最も今の人間には、靖国神社の重要性は分からないかもしれない。戦争を経験していない世代には、明日死ぬかもしれないと言う、経験が無いから死への覚悟もない。

 「靖国神社で会おう」と言うフレーズには、それだけの想いと覚悟がある。国の為に戦うのは、かくも難しい事である。それに応えられるだけの日本政府の対応も、必要であるし、それに応える日本国民一人一人の覚悟も必要になる。国家存続の為には必要不可欠なものである。

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