表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大和物語~ザ・ビゲスト・バトルシップ~  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/60

月月火水木金金、休日のとらせ方

 月月火水木金金とは、海軍で使われた死語であるが、この単語が指す様に海軍においては、明確な休日は無かった。勿論、士気を下げる訳にはいかない為不定期ではあるが、休暇が与えられていた。それでも、いざ戦争となってしまえば休んではいられなかった。

 戦艦大和とてその例外では無かった。休日を如何に与えるかと言う事は、艦長の腕の見せ所でもあったし、兵士の運用上における最重要事項であったのである。休日が充分に取れなければ、兵士が最良のパフォーマンスをする事は難しい。それだけではなく、艦の運用にすら影響を与えてしまう。

 屈強な海軍兵士とて、ロボットではない。毎日100%集中して戦闘や任務をこなす事は出来ないのである。だからこそ、休日は必要であり、リフレッシュする事によって、得られるものも多い。海軍だけではなく、陸軍や空軍であろうが、相当の労力を毎日必要としている為、どこかでブレイクする必要はあるだろう。休み無しで戦えるロボットでも燃料が枯渇すれば、整備や補給をする必要はある。世界中の軍隊であっても、同様でその点においては、米軍の方が日本軍よりも上手であった。

 少しでも戦いに出て消耗した兵士は、直ぐに後方に下げて、元気一杯の兵士を代わりに出す。怪我や病気になった兵士は即座に治療に集中させ、そうした兵士は、使わない。最も人口のパイが違う為、同じ戦略を日本軍が使えたか?と言う事は疑問符がつく。

 それでも、休みをとると言うマネジメントにおいて、日本軍が米軍から学ぶ所は多々あった。こうした戦略においても、御国柄が出ていたのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ