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異界巡行の世界 箱舟天使は異界を旅して帰還する  作者: 七夜月 文
1章 --永久を繰り返すアルカアンヘル--
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情報 天上樹木

天上樹木の世界は特殊な化学薬品の漏洩による重度の土壌の汚染、それによる植物の異常発育とその食物連鎖からなる汚染された生体系の様です。

生態系に濃い影響を与えているようで植物を食べる昆虫、それを食べる上位の捕食者に更なる生物濃縮による成長の異変を引き起こしていたとみられます。


薬品の影響を受けた生物は強力な生命力を身に着けそれによる成長と繁殖を繰り返し、世代を重ねるたびに薬品の影響と周囲の十分な栄養からより大きく成長していくと思われ、食物連射の上位者ほど巨体を手に入れていくものと思われます。


そのため、汚染された大地から直接吸い上げ薬品の影響を受けた植物、それを食べる昆虫、さらにそれらを食べる肉食昆虫や鳥、蛙、蜥蜴などが先行して大型化し繁殖のサイクルの遅い中型以上の動物系統が進化に後れを取ったものと思われます。


栄養の多い食糧が豊富なことから巨大化した生き物らは他者から見つかりやすくまた、異常をきたした生物たちは捕食者から身を守るための防御能力を上げたと思われ、硬い皮膚や鱗、毒、早い逃げ足や義体能力を手に入れたと思われ、調査で回収した生き物のほとんどに上記にあげた何らかの防御能力を手にしていました。


また、薬品を人が作っていたこともあり、漏れだす可能性の高かった人の生活圏内にいる身近な生き物たちが強い影響を受けるていると思われるため、人の住む環境課から離れた場所に住む野生動物の影響が出始めるのは遅かったとみられ調査ではそれらの生物を見つけることはできませんでした。

人がこの薬品を使って作った食物を食べたかどうかは不明です。


汚染源となる化学薬品は適切な度合いに薄めると既存の植物を急成長させる程度に収まり、化学薬品自体にも高濃度の栄養素が含まれ急成長による飢餓を防いでいるようです。

適量を超えると動物植物にかかわらず何らかに異常を持った個体が生まれ、成長速度も速く多くの食料を求めたことから生体になるまでの時間は巨体にしては比較的早く、繁栄のサイクルは思っていた物より早いものと思われます。



極彩色の飛翔生物

調査の限りだと調べた範囲内の地域の空の支配者です。

木々の合間を縫っての飛翔を行うだけあり非常に動体視力がよく、銃弾をわずかに追えている反応を見せました。

また同種同士のコミュニケーション能力が高く、複数匹での連携しての狩りや縄張りの主張のための争いが見て取れました。

胃の内容物は現地で発見できた中型に当たる生物の物がほとんどで飛翔し広範囲を索敵できることから手ごろな大きさのものだけを選んで襲っている可能性があります。

骨は軽いが非常に軽く、構造がスカスカでありながらも骨を作る細胞の働きが早く軽度なひび程度ならば丸一日程度の時間で完全に修復、構造の強化を行うことができたようです。


二足歩行の怪鳥

地上を歩く肉食の大型生物の一匹です。

大型し隠れる場所を失い重くなって逃げ足の遅い大型昆虫を捕食していることと、その体の大きさから空を飛ぶための羽根は退化してしまったようです。

その巨体故襲われる可能性が少ないのか調査中に何度か地上をゆったりと闊歩する様子が確認されています。

収斂進化なのか体毛の色や体の構造に際はあれど過去の生物に似通った生物になるようです。



崩落した建物の中から当時の食料問題に関する情報を入手。

分析の結果、当時の逼迫した問題に大国は協力し合いこの化学薬品が作られた経緯が推測されます。

別の情報で大規模な流星群の接近情報もあり、その情報を裏付けるいくつかが地表に衝突した痕跡を発見しました。


またその影響で落下物の落ちた一部の地域で火山活動が活発化しているようで、二酸化炭素の濃度の上昇がみられ植物が大型化してもその生命の維持に貢献、草木が大繁殖したところで森林内の酸素濃度が上昇し昆虫は大型化しても体を維持できていると思われます。

隕石の衝突や海面上昇により海中にも土壌の汚染が広がり科学薬品の影響があるとみられます。

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