情報 外界侵略
外界侵略の世界は星の外から現れた甲殻類に似た軍隊がとある国へと現れ侵略を開始した世界です。
繁殖し自らの縄張りを広げることを生存本能としただひたすらに進軍を続ける怪物たちで、その世界では唐突に表れ一斉に戦闘体と飛行体を世界中に解き放ち混乱を巻き起こしたようです。
ある程度の知性を持っているようで発光器官で会話、生まれた時の形に合わせ役割ごとに特化した活動を行っているようです。
生き物の反応に敏感で人の多い都市部を積極的に襲ったことから混乱が大きくなったようです。
世界の人類はまだ生きており安全な場所への避難に追われているようです。
突如に出現した怪物相手に各国は後手に回り、軍隊等の防衛機構は相手の情報もわからないまま戦闘し敗北しその世界では残った戦力の再配置を行っている最中でした。
食性は酸素を生み出す特殊な菌で、手塩に掛け育てた菌を土壌ごと飲み込んで食すようです。
体内で非常にゆっくりと消化され菌の成長には生き物の腐肉が必要で大群になればなるほどエサは必要とされ、怪物の群れは食糧確保に進軍し続けて肥料となる生き物を目につく限り狩っているようです。
調査の一環で世界を見て回っていると戦闘体によってとても深い穴が掘られ、そこに生きたままの生物を閉じ込めるという変わった地形をいくつか確認することができました。
どうやらそこが食料となる菌の栽培箇所なようで、必要に応じて集めた生物を殺し溶かし菌を植え付けるようです。
いくつかある穴のうちそのほとんどでまだ生き物が生きている状態だったため、食べる分だけ菌を栽培している可能性もあります。
飛行体
見た目以上に軽量で飛行能力と素早さを武器にする怪物です。
広い行動範囲を持ち戦闘のほかに偵察や菌の糧となる肉の運搬、他国への進行の際に母体から産み落とされた卵を海の向こうへと運搬するなどを行っているようです。
持ち折り畳み式の長い顎を持ち、足が長くフック上の爪を持ち、空中でのホバリングはもちろん飛翔速度も速く持ち合わせの知性から相手の視覚外からの奇襲という狡猾さもあるようです。
戦闘体
茶褐色の体、飛行能力を持たない数の多い怪物。
とても数が多くまた地下で幼体を育てられることから地面からいきなり現れる神出鬼没な怪物です。
大きな鋏のような口を持ち、大顎を持ち、カニの鋏を持つ攻撃と防御に特化した怪物です。
足が速く頑丈で背中にある小さな羽根で音を鳴らし広範囲に散らばって行動する仲間に獲物の位置を知らせることができるようです。
またこすり合わせる羽の音は大きく他の生物の音によるコミュニケーションを妨害し、自分たちの足音をかき消し数と接近の察知を遅らせる副次的な力もあるようです。
幼体
集団行動というより、その食欲を最大の武器に襲い掛かるわずかに黄色味を帯びて体が透けている甲殻類に似た怪物。
外骨格が完全に硬化しておらずまだ柔らかく防御力がない代わりに体を柔軟に丸めることができ、長い脚を使って地面を蹴り他の成体とは違い狭いところにも高速で接近してきます。
この時点で戦闘体、飛翔体のどちらともいえない体をしており、必要に応じで体の仕組みを変えるようです。
母体から産み落とされた卵は飛行体によって菌糸の苗とともに世界各地へと運ばれ地下へと移され孵化まで管理されているようです。
母体
戦艦を地上にあげたかのような非常に頑丈で大きな怪物です。
星の外から突如として現れ、最初の母体は今回の盗伐対象となった4匹の新たな女王を生んだようです。
戦闘体だけでなく母体もその巨体を使って障害物をなぎ倒しながら積極的に獲物を狩るようです。
兵隊を生む女王ということもあり、巨体の周囲には多くの戦闘体や飛行体が随伴し護衛や食事の世話をしています。
巨体の腹下に幼体を生み出す卵の詰まった棚状の器官を持ち、また群体が持ち帰った餌をすぐには食べない体内に格納する器官を持っています。
巨体や硬い体も脅威ですが、本当の脅威は母体のみが持つその繁殖速度です。
単一生殖が可能で母体が一匹いれば蜂や蟻のように何度でも軍勢を生み出すことができ、日に数百の卵を産みます。
卵は母体の腹横にある器官か温度の保たれた地下空間にて一か月ほどで孵化し幼体となります。
産卵期に入れば成長した母体の中から大きな個体が何体か雄へと転換し、次なる母体を生み世代交代します。