表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

あのね。



晴天下 吹き抜ける風


掛け声とともに

過ぎ去るユニフォームが


眩しい8月とともに

懐かしい気持ちを連れてくる


ふいに あなたに好きだと 言いたくなった


勉強より 恋より 大事だと

思春期の思い込みで


ずっと 守ってきた友情


どうしてだろう一秒前まで

このままでもいいかと思っていたのに


なんの心の準備もないまま

これが あなたとの最期になるかもしれない


けれど あの頃

部活の帰りに 一度だけ 繋いだ手の震えを


今は 信じたい


あなたは驚くかな


数秒のコール音

少しのんびりした声


「もしもし あのね」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ