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魔法処女まむこちゃん  作者: にとぱん
プロローグ
3/25

神獣降臨

【神獣】神に遣える獣。普段は天上界に住み、神の指令により地上へと降りてくることがある。その姿は人の目には見えないが、条件によって例外があるらしい。


神獣プリケッツ。それがこの度黒井まむこの元へ派遣された神獣の名である。その名の通り、特徴はプリっとした臀部である。全体的にはヒヨコのようなフォルムであるが、ウサギの耳のようなものも付いており、まぁプリケッツだなぁといった感じだ。

「まむこちゃん!待ってるプリ!」

今のプリケッツのセリフを甲高いキュートな声で脳内再生したと思うが、それは誤りである。実際は、アメリカの人気ドラマ『24時間営業』の主人公ジャック・バイヤー(吹替版)のような渋く低い声だ。なので、もう一度脳内再生をし直して欲しい。

「まむこちゃん!待ってるプリ!」

うむ。声のイメージの共有ができたところで、今度は外見のイメージを忘れていないだろうか。いつの間にか姿までジャック・バイヤーで脳内再生していないだろうか。待て。慌てるな。確かに私は先ほどヒヨコのようなフォルムと言ったが、良く見て欲しい。プリケッツはいつの間にか渋いオッサンに変身している。神獣には、下界の者と接触する際のカムフラージュとして人型に変身する能力がある。まむことこの姿でコンタクトを試みるということだろう。

かくして、さながらジャック・バイヤーのような渋いオッサンは、スマターバックスという如何わしい名のコーヒーショップへと入っていったのだった。

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