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(カゲレンジャー×シノビレンジャー)後編 その1


 戦国時代、妖魔たちは人間社会を闇から支配しようと密かに暗躍していた。

 しかし、妖魔の野望を挫くために忍者たちが立ち上がった。

妖魔と忍者の長き暗闘の果てに妖魔たちは巻物に封印され、妖魔の野望は打ち砕かれた……はずだった。

 時を経て現代、何者かによって巻物の封印が解かれ再び妖魔が現世に解き放たれたのだ。

 事態を重く見た忍者の重鎮たちは手練れの忍者たちを招集、世界中に散らばった妖魔たちを再び封印する使命を与えた。

 そうして結成されたのがシノビレンジャーだ。


◆◆◆◆◆


 住宅街の片隅にある和風カフェ。ここがシノビレンジャーの秘密基地だ。

「ここがシノビレンジャーの秘密基地」

 シノビホワイトに案内されたカゲブルーは所帯なさげな様子だった。

 和風カフェは貸し切り状態でカゲブルー以外に客はいない。シーンと静まり返っていた。

「今、お茶を出すから待ってて」

 シノビホワイトはそう言って変身を解いた。カゲブルーもシノビホワイトにならって変身を解いて近くにあった席に座り、深呼吸をした。

 しばらくして、エプロンをつけたシノビホワイトがお茶を乗せたお盆を持って戻ってきた。

 涼はお茶を受け取り静かに湯呑みに口をつけた。

「どう……お茶は美味しい? 店でいつも出してる狭山茶なんだけど」

「……美味しかったです」

「それはよかった」

「……ところで、妖魔と悪夢になんの因果関係があるの?」

 涼は悪夢と妖魔の関係性について尋ねた。

「それは私が説明しよう」

 涼が声をしたほうに振り向くと作務衣姿の男が立っていた。

「志原博士、来ていたのですか?」

 シノビホワイトは突然現れた志原博士に驚いた。

「お知り合いですか?」

「私は妖魔について研究をしていてね……シノビレンジャーの協力者なのさ」

「そ、そうですか」

 涼は志原博士の存在感に少したじろぐのであった。

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